ドストエフスキー 初級翻訳・罪と罰 第2話 きっかり七百三十歩です。いつだったか、空想にふけっていた時に数えたことがありました。当時はまだ、自分でもその計画を信じてはいませんでした。ただ、恐ろしくも魅力的な、大胆な妄想に自分をイライラさせていただけだったのです。しかし、ひと月たった今... ドストエフスキー罪と罰
ドストエフスキー 初級翻訳・罪と罰 第1話 第一篇一 七月の初め、とてつもなく暑い日の夕方近くのことです。一人の青年が、S横町の小さなアパートの部屋を出て、なんとなく決まりが悪そうな様子で、のろのろとK橋の方へ向かって歩き出しました。 青年は、階段でおかみさんと顔を合わせずに済んだこ... ドストエフスキー罪と罰