罪と罰

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ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第162話

そこには、彼女が七等官で勲章を持つ者の娘だということが立派に記されており、それなら実質的に大佐(大佐は五等官相当)の娘とほとんど変わらないと言えるからだ。有頂天になったカチェリーナは、T市での未来の美しく平和な暮らしについて、さっそく細かく...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第161話

どうしようもないバカ者なんか、ほうきで掃き出してやった方が、よっぽど世のため人のためになります。……ですが、これは別に亡くなった主人のことを言っているわけじゃありませんよ!」カチェリーナは、そう言って食糧管理の役人にズバリと一矢報いました。...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第160話

それはそうと、ソーニャはどこにいるんだろう? どこへ行ってしまったんだろう? ああ、そう言っているところへあの娘がまいりました、やっとのことで! どうしたの、ソーニャ、どこへ行ってたの? ほかならぬお父さんのお弔いだというのに、そんなにだら...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第159話

あまりにも品がないので、アマリヤとポーランド人が必死になって外へ追い返したほどです。もっとも、そのポーランド人はアマリヤの貸間に住んだことなど一度もなく、ここでは誰も見たことがないような仲間のポーランド人を二人も連れてきていました。そんなこ...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第158話

彼女は生来、笑い上戸で快活、そして穏やかな性質でしたが、続く不幸と失敗の結果、すべての人が平和と喜びの中に暮らしてほしいと願いすぎるあまり、それを周囲に強く求めるようになっていました。そのため、生活上のほんの些細な不調和や、ちょっとした失敗...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第157話

ですから、そういう意味では、少しも恥ずべきことじゃない……もし私がいつか――まあ、そんな愚かな想像を許すとしてですが――法律婚をしたとしたら、その時私は、あなたのいう呪わしい「角」をむしろ歓迎するでしょう。その時、私は妻にこう言うはずです。...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第156話

よくこうした場合に、親しい知人や、あるいは面識のない他人であっても、人助けをしたいと考える連中が企てるようなことです。つまり、その相談をしたかったのです。これなら実現できると思いませんか?」「はあ、結構でございますわ……きっと神様があなたを...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第155話

そして、まるで釘づけにでもされたかのように、そのまま彼から目を離すことができませんでした。レベジャートニコフが部屋の出口の方へ歩いていこうとすると、ルージンは立ち上がり、仕草でソーニャにそのまま座っているよう合図をし、出口のところでレベジャ...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第154話

しかし――これは別問題ですよ! ぜんぜん別問題ですよ! あなたはてんからあの女を侮蔑していらっしゃる。あなたは侮蔑に値すると誤認した事実だけを見て、人間そのものに対してまで、人道的な見方を拒もうとしていらっしゃるんです。あなたはまだあの女が...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第153話

ご幸福を祈ります』……まあ、そうした種類の手紙はこんな風に書くもんですよ!」「そのテレビヨーワってのは、君がいつか三度目の自由結婚をやったとか言ってた、あの女じゃありませんか?」「いや、厳密に判断すれば、やっと二度目ですよ! しかし、よしん...
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