初級翻訳・罪と罰 第194話

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あなたは私たちから離れては生きていけないんです。
もし私があなたを牢屋に入れたとしても――ひと月か、二月、あるいは三月も過ごせば、あなたはふいに私の言ったことを思い出して、自分から自白しにやってくるはずです。
それも、自分でも驚くほど自然にね。
まさか自白しに行くことになるなんて、ほんの1時間前までは、自分でも予想だにしていなかったはずですよ。
私は確信しています――あなたは「苦しみを引き受けよう」と心に決めるはずだ、とね。
今は私の言うことを信じられないでしょうが、自然とそこへ行き着くことになるんです。
なぜって、ロジオン・ロマーヌイチ、苦痛というものは偉大なものですからね。
私がこんなに太っているからといって、そんなことを気にしないでくださいよ。言われるまでもなく、自分でよく分かっていますから。
そんなことで笑っちゃいけません。
苦痛の中には、一つの真理があるんです。
ミコールカが考えていた通りですよ。
いや、あなたは絶対に逃亡なんかしたりしません。断言しますよ、ロジオン・ロマーヌイチ」

ラスコーリニコフは席を立ち、帽子をひっつかんだ。
ポルフィーリイも同じように立ち上がった。
「散歩にでもお出かけですか? 今日はいい天気になりそうですね。
まあ、夕立が降らなきゃいいんですが。
もっとも、雨が降ったほうがいいのかもしれませんね。空気をきれいに洗ってくれますから……」
彼もまた、帽子に手をかけた。

「ポルフィーリイ・ペトローヴィッチ、どうかそんなふうに考えないでください」と、ラスコーリニコフは厳しく、しつこい口調で言った。
「僕は今、白状したわけじゃありませんからね。
あなたが余りにも不思議な人だから、僕はただ好奇心であなたの言葉を聞いていたに過ぎません。
僕はけっして、あなたに何一つ白状はしていない……このことを覚えておいてください」

「ええ、それはもう重々承知しております。
覚えておきましょう――おや、どうしたんです、そんなに震えて。
いや、心配には及びませんよ。すべてはあなた次第ですから。
少し散歩してきなさい。ただ、あまり遠くまで行きすぎないように。
それから、万が一のために一つだけお願いがあるんです」と、彼は声を落として付け加えた。
「少し言いにくいことですが、とても大事なことなので。
もしもの話ですが(そんなことは私も信じていませんよ、あなたがそんなことのできる人間だとは思っていませんからね)、もし万が一――つまり、万々一の場合――この4、50時間の間に、別の方法で、それこそ突拍子もない手段で事件を片付けようという考えが頭に浮かんだら――つまり、自分で自分に手をかけるようなことがあったら(これはバカバカしい想像ですが、どうか許してください)、その時は――短い手紙でいいですから、要点をまとめた書き置きを残していってください。
ほんの一、二行、ただの一、二行で十分です。
石のことも書いておいてください――そのほうが堂々としていますからね。
では、また……あなたの良い決断と、立派な行動を祈っていますよ!」

ポルフィーリイは妙に身をかがめ、どことなくラスコーリニコフの視線を避けるようにして部屋を出て行った。
ラスコーリニコフは窓際に寄り、イライラしながら、客が外に出て通りを少し離れるまでの時間を、心の中で数えながら待っていた。
それからしばらくして、彼自身もせかせかと部屋を出て行った。

彼はスヴィドリガイロフのもとへ急いでいた。
この男から一体何を期待できるのか――それは彼自身にも分からなかった。
けれど、この男には、ラスコーリニコフを支配するような、ある種の力が潜んでいた。
一度そのことに気づいてしまうと、彼はもう落ち着いていられなかったのだ。
それに、今はもうその時が来ていた。
歩きながら、一つの疑問が特に彼を悩ませた――一体、スヴィドリガイロフはポルフィーリイのところへ行ったのだろうか?
彼なりに推測した限りでは、何を賭けてもいいと思えるほど確信していた――いや、行ってはいない! という答えであった。
彼は何度も何度も考え、ポルフィーリイとの面会のやりとりを思い返した末に、いや、行ってはいない、絶対にそんなはずはない! と断定した。
では、もしもまだ行っていないのなら、これからポルフィーリイを訪ねるだろうか? いや、今のところはそんな気配がないように思えた。
なぜそう思うのか、自分でも説明はつかなかった。
けれど、たとえ理由が分かったとしても、今の彼はそんなことに頭を悩ませている余裕など、とうに失われていたに違いない。
これらはすべて気にかかることばかりだったが、同時に、今の彼にはそれよりももっと重大な何かがあるような気がしてならなかった。実に奇妙な話で、誰にも信じてもらえないかもしれないが、彼は今まさに目の前に迫っている自分の運命について、ぼんやりとわずかな注意を払っているに過ぎなかった。
何かそれ以外にずっと重大な、並々ならぬことが彼の心を悩ませていたのである。それは自分自身に関することではあるけれど、今直面している事件とはまた別の、何か重大な問題だった。
それに、彼はひどい精神的な疲れを感じていた。
もっとも、この朝はここ数日に比べれば、彼の理性はずっとはっきりと働いていたのだが……。
それに、ああいう事をしてしまった今となっては、こんなくだらない新しい困難を乗り越えるために努力する価値が、果たしてあるのだろうか? たとえば、スヴィドリガイロフがポルフィーリイを訪ねないように策を練ることに、どれほどの価値があるというのか! スヴィドリガイロフなんかのために、考えたり、調べたり、時間を無駄にする価値などあるものか!
ああ、こんなことはすべて、たまらなくあきあきした!
それでもやはり、彼はスヴィドリガイロフのもとへ急いだ。
果たして彼はこの男から、何か新しいヒントや逃げ道でも期待しているのだろうか? 実際、人間というものはわらにもすがりたくなるものだ! 彼ら二人を引き合わせようとするのは、運命なのだろうか、それとも何かの本能だろうか? もしかすると、ただ疲労の結果かもしれないし、絶望のせいかもしれない。
また、必要なのはスヴィドリガイロフではなく、別の誰かかもしれない。
スヴィドリガイロフは、ただ偶然そこにいただけなのかもしれない。
では、ソーニャだろうか? しかし、今さらソーニャのところへ行って何をするのだ? また彼女の涙をねだるためか? それに、彼はソーニャが恐ろしかった。
ソーニャは彼にとって、逃れようのない宣告であり、決して変わることのない結論そのものだった。
問題は、彼女の選ぶ道を行くか、それとも自分自身の道を進むかだ。
今の彼には、特にソーニャに会うことはできなかった。
いや、それよりスヴィドリガイロフを試した方がいいのではないか。
そもそも彼は何者なのか? 彼は以前から、なんとなくこの男が何かのために必要なのだと、自分でも認めざるを得なかった。
だが、それにしても彼らの間に、いったいどんな共通点がありうるというのか? 彼らの間では、悪事ですら同じ質のものであり得ない。

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