初級翻訳・罪と罰 第171話

ドストエフスキー

ある一つの感情を、別のものと取り違えていただけでした。
それはつまり、あの「運命の瞬間」がついに訪れたことを意味していたにすぎないのです。
彼は再び両手で顔を覆い、がっくりと肩を落としました。
すると、突然顔を青ざめさせて椅子から立ち上がりました。ソーニャをちらりと見ましたが、何も言わず、まるで操り人形のように機械的な動作で、彼女の寝台に座り直しました。
この瞬間は、ラスコーリニコフの感覚の中で、あの老婆の後ろに立ち、斧を輪から外しながら「もう一分だって待てない」と感じた、あの恐ろしい瞬間とそっくりでした。

「どうなさいましたの?」
すっかりおびえきったソーニャが、そう尋ねました。
彼は一言も言葉が出てきませんでした。
こんなふうに打ち明けるつもりなんて少しもなかったのですから、今自分がどうなっているのか、自分でもさっぱりわからなかったのです。
彼女は静かに彼に近づくと、寝台の端に並んで腰を下ろし、彼の顔から目を離さず、じっと待っていました。
彼女の心臓は激しく打ち鳴らされ、今にも止まってしまいそうでした。
もう、耐えられなくなってきました。
彼は死人のように青ざめた顔を彼女の方へ向けました。
その唇は何かを話そうともがくように、力なくゆがんでいました。
恐怖の念がソーニャの胸を駆け抜けました。

「まあ、どうなされたのですか?」
少しだけ彼から身を引きながら、彼女はもう一度繰り返しました。
「なんでもないんだ、ソーニャ。
怯えることはないよ……くだらないことだ! まったく、よく考えてみればどうでもいいことだよ」
うなされて前後不覚になっている人のように、彼はつぶやきました。
「どうして僕は、お前ばかりを苦しめに来たんだろう?」
彼女を見つめながら、彼はふとこう付け加えました。
「まったく、なぜだろう? 僕はいつも自分にこう問いかけているんだよ、ソーニャ……」
実際には、十五分前までそんな問いを自分に発してはいなかったはずですが、今は全身に止まらない震えを感じながら、すっかり力が抜けて、ほとんど自分を忘れた様子でそう言ったのです。

「ああ、あなたはなんて苦しんでいらっしゃるんでしょう!」
彼の顔をのぞき込みながら、彼女は同情に満ちた声で言いました。
「そんなこと、どうでもいいんだ!……ところでね、ソーニャ(彼は急に、なぜか青白く、力なく、わずか二秒ほど、にやりと笑ってみせました)――きのう僕がお前に何を話そうとしたか、覚えているかい?」
ソーニャは不安な面持ちで彼を見つめていました。
「僕は別れ際に、もしかしたらこれが永久の別れになるかもしれない、でももし明日会えたら、その時に……誰がリザヴェータを殺したのか、教えてやると言っただろう」
彼女はふいに、全身をわなわなと震わせ始めました。
「ねえ、だから僕はそれを話しに来たんだよ」
「じゃあ、本当にあなたは昨日……」
彼女はやっとのことでささやきました。
「どうしてそれを知っているのですか?」
ふと我に返ったように、彼女は早口で尋ねました。
ソーニャは苦しげに息を吐き始めました。
顔はどんどん青ざめていきます。
「知っているんだ」
彼女はしばらく黙り込みました。
「見つけたのですか、その男を?」
彼女はおずおずと尋ねました。
「いや、見つけたわけじゃない」
「じゃあ、どうしてあなたがそれを知っているのですか?」
また一分ほどの沈黙のあと、今度は聞き取れないほどの小さな声で彼女は問い返しました。
彼は彼女の方へくるりと向き直り、穴が開くほどじっとその顔を見つめました。
「あててごらん」
先ほどと同じ、ひん曲がったような弱々しい微笑を浮かべて、彼は言いました。
すると、彼女の全身にけいれんが走りました――そんな様子でした。
「まあ、あなたは……私を……どうしてあなたは私を、そんなに……驚かせようとなさるのですか?」
幼い子供のような微笑を浮かべながら、彼女はつぶやきました。
「つまりね、僕はその男と仲のいい友達なんだよ……お前が思っている以上にね」
ラスコーリニコフは、もう目を離すことができないかのように、彼女をどこまでも深く見つめながら、言葉を続けました。「その男は、リザヴェータを殺すつもりなんてなかったんだ……。ほんのはずみで、あやまって殺してしまったのさ。その男が殺そうとしたのは、あの老婆だけだった。老婆が一人きりの時を狙ってね……。そう決めて出かけたんだ。ところが、そこへ偶然リザヴェータが入ってきて……それで、あの子まで殺してしまったんだよ……」

また、恐ろしい一分間が流れました。
二人は黙ったまま、お互いの顔を見つめ合っていました。
「これでも、誰のことかわからないかい?」
まるで高い塔から真っ逆さまに飛び降りるような気持ちで、彼はそう尋ねました。
「い、いいえ」と、ソーニャは聞こえるか聞こえないかという小さな声でささやきました。
「よく見てごらん」

彼がそう言った瞬間、またしても先ほどと同じ、心臓が凍りつくような感覚が彼を襲いました。
彼はソーニャを見つめました。
すると、その瞬間に彼女の顔が、あのリザヴェータの顔と重なって見えたのです。
あの時、斧を振り上げて近づいていった時、あのリザヴェータが見せた表情を、彼はありありと思い出しました。
小さな子供が急に何かに驚いた時、自分を怖がらせたものを不安そうに見つめながら、後ろへ身を引いて、小さな手を前にかざし、今にも泣き出しそうな顔をする――あの子供のような、純粋な驚きの表情。まさにその顔で、リザヴェータは片手を前に突き出し、彼を避けるように壁際へ後ずさりしたのです。
今、ソーニャにも、全く同じことが起こりました。
同じように力なく、同じように怯えきった表情で、彼女はしばらく彼をじっと見つめていましたが、ふいに左手を前へ突き出し、指先で彼の胸をそっと押すようにしながら、じりじりと寝台から立ち上がりました。
彼に向けられた彼女の視線は、もう動くこともありませんでした。
彼女の抱く恐怖が、今度は彼へと伝染しました。
全く同じ驚きの色が、彼の顔にも浮かびました。
同じように、彼もまた彼女の顔をじっと見つめ返しました。
そして、二人の顔には、ほとんど同じような、子供っぽい微笑みさえ浮かんでいたのです。

「わかったね?」と、ついに彼はささやきました。
「ああ!」と、彼女の胸から悲痛な叫びがほとばしりました。
彼女は枕に顔を埋めるようにして、力なく寝台に倒れ込みました。
しかし、すぐにサッと身を起こすと、まっすぐに彼の元へ歩み寄り、彼の手をしっかりとつかみました。まるで何かにすがりつくように、その細い指で彼の手を強く握りしめ、釘付けにされたかのように身動き一つせず、彼の顔を見つめ続けました。
最後の望みをかけて、せめて何か希望のようなものが見つからないかと、彼女は必死にその瞳を探ったのです。
けれど、希望などどこにもありませんでした。
疑いの余地など、これっぽっちも残っていなかったのです。
すべては、彼の言う通りだったのです!
後になってこの時のことを思い出した時でさえ、彼女は不思議でなりませんでした。あの時、どうしてあんなに瞬時に、すべてが真実だと悟ることができたのでしょうか。

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