罪と罰

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ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第62話

「間違いなく、質草を入れに行った奴が殺したんだよ!」ゾシーモフが断定的な調子で言いました。「ああ、質屋に行った奴に違いない!」ラズーミヒンも同意しました。「ポルフィーリイは自分の考えを口には出さないが、今も質屋の客たちを片っ端から尋問してい...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第61話

しかし、それらを確実に見極め、すべてを漏らさず把握しようとするならば、やはりペテルブルグにいなければなりません。まあ、私の意見はこうです――世の中の多くのことを理解するためには、何よりも今の『新しい世代』を観察するのが一番だとね。ですから、...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第60話

その間、ラスコーリニコフは返事をしたときのように彼の方へ体を向けたまま、急にまた目を凝らし、何かしら特殊な好奇心を浮かべて、じっと相手を観察し始めました。先ほどはよく見定める暇がなかったのか、それとも何かはっとするような新しい発見でもあった...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第59話

いくつかの様子から(かなりはっきりとした様子でしたが)、その紳士は、この「船室」の中で偉そうな態度をどれだけ誇張したところで何の役にも立たないと気づいたのでしょう。いくらか表情を和らげ、多少の堅苦しさは残しつつも、丁寧な口調でゾシーモフの方...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第58話

発見された時には、まだ暖か味があったんだ! もし彼らが、あるいはミコライ一人が、殺人犯をおかして、しかもその際トランクをこわして強盗を働いたとか、あるいは何かで強盗の幇助をしたとすれば、一つ、たった一つだけ君に質問さしてもらいたい――いった...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第57話

彼らがその本質をどう解釈しているか、それを論じているんだ! まあ、あんな連中のことはどうでもいいや!……彼らはミコライを散々責め立てて、ぎゅうぎゅうと追い詰めたものだから、とうとう彼は白状してしまったんだ。『歩道で拾ったんじゃありません。実...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第56話

今の話の三十ルーブリかの貴金属だって、うまくミコライから騙し取ったんで、決して『お届けする』つもりなんてありゃしない。ただ怖くなって出頭しただけなんだよ。だがまあ、そんなことはどうだっていいや、あとを聞いてくれ。ドゥーシュキンの奴、続けて曰...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第55話

事件は極めて、極めて明白なんだからね! ただ、もう少し僕らが背中を押してやればいいだけさ」「一体そのペンキ屋って何の話だい?」「えっ、君に話していなかったっけ? そうか、まだだったかな? そうだ、今初めて君に口を開いたところだったな……ほら...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第54話

顔はきれいに髭を剃り落としてはいるが、なんとなくむくんでいて、血色の悪い青白い肌をしている。亜麻色の髪はさらさらとしていて、変な癖もなかった。眼鏡をかけているほか、脂肪でパンパンに膨らんだ指には、大きな金の指輪をはめている。年齢は二十七歳と...
ドストエフスキー

初級翻訳・罪と罰 第53話

さあ、こっちを見てくれ」彼は気になって仕方なかったらしい包みを解き始めた。「これはね、君、本当に僕が一番気にかけていたことなんだ。だって、君を人間らしい格好にさせなくちゃいけないだろう? さあ、着手しよう。まずは上からだ。この帽子を見てくれ...
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