初級翻訳・罪と罰 第60話

ドストエフスキー

その間、ラスコーリニコフは返事をしたときのように彼の方へ体を向けたまま、急にまた目を凝らし、何かしら特殊な好奇心を浮かべて、じっと相手を観察し始めました。先ほどはよく見定める暇がなかったのか、それとも何かはっとするような新しい発見でもあったのか、それは定かではありませんが、とにかく彼はそのためにわざわざ枕から身を起こしさえしたのです。

実際、ルージンの風采には全体として、どことなく一風変わったところが目につきました。それは、たった今無遠慮に突きつけられた「花婿」という名称を裏付けるような、一種の雰囲気をまとっていたからです。

第一に、ルージンが首都に来てからの数日間、花嫁を待つ間に精一杯のお洒落をして、男振りを上げようとあくせくしていたのは、見え透いているというより、むしろ目立ちすぎると言っていいほどでした。もっとも、こんなことは極めて罪のない話ですし、許されるべきことでしょう。それどころか、自分は前より美しくなったという快い変化に酔いしれ、うぬぼれすぎる自意識すら、こうした場合には許されるものかもしれません。何しろ、ルージンは今まさに「許嫁(いいなずけ)」という身分なのですから。

彼の服装はすべて、今しがた仕立屋から届いたばかりの、何から何まで立派なものずくめでした。ただし強いて難を言うなら、何もかもがあまりに新品すぎることと、あまりに「花婿」という目的をあからさまに主張しすぎていること、まあ、せいぜいその程度のことでしょう。ハイカラな真新しい丸い帽子も、その目的を証明していました。ルージンはそれをさも恭しく扱い、まるで宝物でも扱うかのように両手で捧げ持っていました。本物のジュネーブ製らしい見事なライラック色の手袋に至っては、それを使おうともせず、ただ装飾のために手にぶら下げていたのです。それだけでなく、身につけている小物の一つひとつが、彼が「花婿」であることを証明しているようでした。

ルージンの服装は、明るく若々しい色が中心でした。彼は、薄茶色の気取った夏の背広に、淡い色の軽快なズボンと、それとお揃いのチョッキ、そして買ったばかりの細縞のシャツを着込み、バラ色のストライプが入った、ごく薄手の麻のネクタイを締めています。

しかし、何よりも驚くべきは、これらの服が意外にもルージンによく似合っていたことです。彼の顔立ちはまだ非常に瑞々しく、美しいと言ってもいいほどで、放っておけば四十五歳という年齢よりもずっと若く見えました。真っ黒な頬ひげが、まるでカツレツを二つ並べたかのように両側から顔を縁取り、きれいに剃り上げたなめらかな顎のラインを、よりいっそう美しく際立たせています。

髪の毛にはほんの少し白髪が混じっていましたが、理髪師の手でうまく整えられ、カールまでかかっていました。それでも不思議と、間が抜けて滑稽に見えるようなことはありません。というのも、普通、無理にカールをかけた髪は、誰がやっても結婚式に臨むドイツ人のような、どこかちぐはぐな印象を与えてしまうものだからです。

もし、この立派で美しい容貌の中に、人を不愉快にさせたり反感を抱かせたりする何かがあるとしたら、それは間違いなく、別の原因によるものでしょう。

ラスコーリニコフはルージン氏を無遠慮に観察し終えると、毒々しい冷笑を浮かべて、またもや枕の上に身を横たえ、さっきのように天井をじっと見つめ始めました。

けれど、ルージン氏はじっと我慢しました。どうやら、こういった奇妙な態度も、ある時期までは気にしないでおこうと腹をくくったようです。

「あなたがこのような状態でいらっしゃるのを、本当に、心から残念に思います」彼は沈黙を破ろうと努めながら、改めて口を開きました。「ご病気だと知っていれば、もっと早く伺うところでした。しかし、どうも多忙なもので……それに、弁護事務の方でも、大審院にきわめて重大な事件を抱えておりますから。その上、ご賢察の通り、非常に取り込んでおりまして。ご家族の方、つまりご母堂とご令妹の到着を、今か今かと待ちわびているところなのです……」

ラスコーリニコフは少し身を動かして、何かを言い出そうとしました。その顔には、なんとなく興奮の色が浮かんでいます。ルージンは言葉を切って待ちましたが、一向に何も出てこないので、また先を続けました。

「……今か今かとね。それで、まず差し当たりの用意として、宿所を捜しておいたのです……」

「どこに?」と、弱々しい声でラスコーリニコフが尋ねました。

「ここからごく近い場所です。バカレーエフの持ち家でして……」

「ああ、それはヴォズネセンスキイ通りだな」とラズーミヒンが遮りました。「貸間専門の二階建てで、ユーシンという商人が経営しているところだ。ちょくちょく行ったことがあるよ」

「さよう、貸間ですよ……」

「とてもひどい所さ。汚くて、臭くて、それに怪しげな家なんだ。ときどき変な騒ぎが持ち上がるしね。およそどんな連中だって、あそこに巣を食っていない奴はいないぜ!……僕も一度、ある騒動で引っ張り出されたことがある。もっとも、安さだけは確かだよ」

「わたしは、この土地に不案内なものですから、そこまで詳しい事情を調べ上げるわけにはいきませんでした」と、ルージンは少し居心地が悪そうに言い返しました。「しかし、ごくごくきれいな部屋を二間取っておきましたよ。何しろほんの短期間ですからね……。わたしはもう本当の、つまり我々の今後の住まいも、ちゃんと見つけておいたんですよ」彼はラスコーリニコフの方へ向き直りました。「で、今その場所を修繕中なのです。わたしもその間、貸間で窮屈な思いをしているわけですよ。ここからほんの一足、リッペヴェフゼル夫人の家でしてね、わたしの若い友人アンドレイ・セミョーヌイチ・レベジャートニコフの住まいに同居しているのです。バカレーエフの家もこの男が教えてくれたので……」

「レベジャートニコフ?」何やら思い出したらしく、ラスコーリニコフはゆっくりと口にしました。

「さよう、アンドレイ・セミョーヌイチ・レベジャートニコフ。ある省に勤めているのですが、ご存じですか?」

「ええ……いや……」とラスコーリニコフは答えました。

「これは失礼。あなたが問い返された口ぶりで、そんな気がしたものですから。わたしはいつかその男の後見人をしていたことがありましてね……きわめて愛すべき青年です。いつも新しい思想に注目している男で……。いったいわたしは若い人に接するのが好きなんですよ。若い人からは、新しい思想がどんなものかを知ることができますからね」

ルージンはある期待を抱きながら、一座の人々をぐるりと見渡しました。

「それはどういう意味ですか!」とラズーミヒンが尋ねました。

「もっとも真面目な意味ですよ」「いわば、物事の根本そのものといったところですね」

ルージンは、まるで質問されるのを待ちわびていたかのように、うれしそうに即答しました。

「私などは、ペテルブルグにはもう十年も来ておりませんでした。世の中の新しい傾向や改革、新しい思想といったものは、田舎に住む我々にもそれなりに伝わってはきます。

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