なめとこ山の熊

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なめとこ山の熊

初級翻訳・なめとこ山の熊 第4話

と思った瞬間、小十郎は「ガーン!」と頭の中で大きな鐘が鳴り響いたような衝撃を受け、まわりの景色が一面まっ青になった。そして遠くの方で、こんな声を聞いたんだ。「おお、小十郎、おまえを殺すつもりはなかったんだ……」もうおれは死んでしまうんだな、...
なめとこ山の熊

初級翻訳・なめとこ山の熊 第3話

ところが、ある年の夏、こんなおかしなことが起こったんだ。小十郎が谷の川をチャプチャプと渡って、ある岩にのぼったときのこと、すぐ目の前の木に、大きな熊がまるで猫みたいにせなかをまるくして、スルスルとよじ登っていくのを見たんだ。小十郎はすぐに鉄...
なめとこ山の熊

初級翻訳・なめとこ山の熊 第2話

小十郎が、小屋のすぐ下にわき水があったことを思い出して、少し山を降りかけたら……びっくりしたことに、お母さん熊と、やっと一歳になるかならないくらいの小さな子熊の二匹が、ちょうど人間が額に手をあてて遠くを眺めるようなポーズで、うすい六日目の月...
なめとこ山の熊

初級翻訳・なめとこ山の熊 第1話

なめとこ山の熊のお話なら、とってもおもしろいよ。なめとこ山は、とっても大きな山なんだ。淵沢川(ふちざわがわ)という川は、そのなめとこ山から流れてきている。なめとこ山は、一年のうちの大ていの日は、つめたい霧や雲を吸ったり吐いたりしているんだ。...
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