野口 雨情

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野口 雨情

初級翻訳・青い眼の人形 第3話

昔、私が生まれた村の田んぼに、一匹の古狐が住んでいました。若い女に化けて、旅人をだましたという話があります。田んぼの狐は  赤い櫛(くし)をさして  赤い帯を締めて  うしろ姿を見せて  三味線を弾いていましたそれから、風船玉に化けて村の子...
野口 雨情

初級翻訳・青い眼の人形 第2話

金の星編集部にて 雨情赤い桜ンぼ十と七つ雁(かり)が 雁が ならんだ十と七つ七つならんだ十と七つ十と七つで飛んで渡る雁が 雁が この町を啼(な)いて通った啼き啼きならんだ十と七つ今夜どこまで飛んで渡る青い眼の人形青い眼をしたお人形はアメリカ...
野口 雨情

初級翻訳・青い眼の人形 第1話

童謡というものは、子供の純粋な心を基盤にしており、真実と善い心、そして美しいものの上に成り立っている芸術です。童謡の本質は、知識を教えるための芸術ではありません。童謡が子供たちとすぐに仲良くなれるのは、それが知識を詰め込むためのものではない...
蛍の灯台

初級翻訳・蛍の灯台 第4話

かくれんぼ下駄に火がつくかくれんぼ出て来出て来 かくれんぼ鼻緒が燃える下駄に火がつく鬼さん留守だ出て来 かくれんぼかくれんぼ出て来雲雀の水汲み雲雀の水汲みお日さま高いぞさっさと水汲め水なし畑に畑がなるまでさっさと水汲めお日さま高いぞお日さま...
蛍の灯台

初級翻訳・蛍の灯台 第3話

かくれんぼ見えた 見えた 見えた足が見えたお顔かくしてかくれんぼしてる見えた 見えた 見えたお手が見えたお眼かくしてかくれんぼしてる見えた 見えた 見えたお顔が見えたお眼つぶつてかくれんぼしてる。尾上の松尾上の松に鶴が来てとまったよ鶴が来て...
蛍の灯台

初級翻訳・蛍の灯台 第2話

(東京郊外の武蔵野村にある「童心居」にてしるす)よいよい横町よいよい横町で   見た月は 見た月は半分かけてた   朝の月 アノ朝の月お空にぼんやり   出た月は 出た月は夢みて寝ぼけた   昼の月 アノ昼の月ウサギがお餅を   搗(つ)く...
蛍の灯台

初級翻訳・蛍の灯台 第1話

著者から 童謡(どうよう)とは、子どもたちのまっすぐな心(童心)から生まれる「言葉の音楽」です。子どもの心から生まれた言葉の音楽に、素晴らしい芸術としての価値があるとき、それを「童謡」と呼ぶことができます。また、童謡は、子どもの心から湧き出...
虹の橋

初級翻訳・虹の橋 第3話

どうか、わたしの願いを聞き届けてください―― いつもこうしてお祈りをしているうちに、おたあちゃんの心はだんだんときよめられていき、透明な水晶のように澄みきっていきました。 心が澄んでいくにつれて、虹の橋の上には、これまで見えなかった美しくか...
虹の橋

初級翻訳・虹の橋 第2話

「あっ!」と驚いた瞬間、おきちゃんはズルズルッと足をすべらせて、ていぼうから小川の中へ落っこちてしまいました。おたあちゃんは、後ろも振り向かずにていぼうの上を夢中で走り、一生懸命家まで逃げ帰りました。お母さんは心配して、家の表に出て待ってい...
虹の橋

初級翻訳・虹の橋 第1話

(一) ある山奥の国に、とっても美しい湖がありました。 この湖では、昔からいろいろな不思議なことが起こっていました。 青くすき通った水が急にごにごりと濁ったり、風もふいていないのに波が立ちさわいだり、空が雲でおおわれて星が見えない夜でも、な...
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