和太郎さんと牛

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和太郎さんと牛

初級翻訳・和太郎さんと牛 第5話

和太郎さんは庭で、よぼよぼの牛をくびきから外して、たらいに水を汲んで飲ませていました。「やい、和太!」と、村の知恵者である次郎左エ門(じろうざえもん)さんが言いました。「おぬしは村じゅうの者にえらい迷惑をかけたが、わかっとるのかや。おれたち...
和太郎さんと牛

初級翻訳・和太郎さんと牛 第4話

おまわりさんの芝田さんは、何か事件でも起きたのかと、電灯の下であわてて黒いズボンをはき、サーベルを腰につるしながら下りてきました。しかし、話を聞いた芝田さんは、少し拍子抜けした様子で言いました。「そりゃあ、また和太郎さんが一杯やったんだろう...
和太郎さんと牛

初級翻訳・和太郎さんと牛 第3話

「さあ、なめな」 牛は、「おり」の上に首を下げて、しばらくじっとしていました。 それは、においを嗅いで、これがうまいものなのか、まずいものなのかを判断しているように見えました。 見ている百姓たちも、息を殺して「牛は酒を飲むんだろうか、飲まな...
和太郎さんと牛

初級翻訳・和太郎さんと牛 第2話

「だが、お母さんは稲で目を突いて、そんなふうになってまで、わしを育ててくれたんだぞ」 「それでも、わたしはあの潰れた目を見ていては、ご飯が喉を通らないのです」 和太郎さんは、お母さんと二人きりになったときに話しました。 「おチヨは、お母さん...
和太郎さんと牛

初級翻訳・和太郎さんと牛 第1話

一 牛ひきの和太郎さんは、とっても素晴らしい牛を飼っているね、と村のみんなが噂していました。 でも、その牛ときたら、もうヨボヨボのおじいさん牛です。お尻の肉はげっそりと落ちて、あばら骨だって数えられるほど浮き出ていました。 それに、荷車を引...
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