火星兵団

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海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第117話

ところが今はすでにその時刻を過ぎているのに、地球は変わらずきらきらと天空に輝いているのです。なんと信じられない奇跡的な出来事でしょうか!「ああ、夢を見ているんじゃないだろうか……」 新田先生はうめくように言いました。千二も、地球はもう絶対に...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第116話

ミツバチの巣箱の下にハチが出入りするための穴がありますが、ちょうどあんな感じにとてもよく似ていました。「さあ、こちらへお入りください」 首相のモンモンが先頭に立って、その門の中へとスタスタ入っていきました。千二も、蟻田博士や新田先生のうしろ...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第115話

「そんなのうそにきまっている!だいたいロロ公爵は、ここから見えるあのペペ山にこもって、おれたちの攻撃を受けているはずだ。王城へ行くひまなんかあるもんか。だから今おれたちがペペ山を攻めたてれば、簡単にロロ公爵をやっつけることができるんだ。おい...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第114話

そうだ、あの呪文をどなって歩いたら、どこかの地の底で、扉があく音が聞えるかもしれない」 千二は、呪文をとなえるなんて昔話のようで、ばかばかしいことだと思ったが、ともかくそれをやってみることにした。あの呪文はどういうのであったかしら。千二は、...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第113話

そこから、まっ白なガスのようなものがもうもうと湧き出してきて、それに触れた我が軍の兵士たちは、からだがとろとろにとけて消えてしまうのです!」「ななんだ、そうだったのか、なるほどなるほど」「丸木閣下、そんなのんきなことを言っている場合ではあり...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第112話

第一、おれが地球に関するいろいろなものを、どのくらいたくさん、あつめているか、地球博物館というのを見せてやろう」 千二は、これを聞くと、首をふって、「ああ、そんなものは、もうたくさんです」「なぜだ。何がたくさんだ」「だって、丸木さん。僕は地...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第111話

頭の上には長い毛のようなものが生えていましたが、これはどうやらただの毛ではなさそうでした。普通の毛よりもずっと太いのです。そして、タコの足のようにどちらへでも自由によく動き、伸びたり縮んだりしていました。ふだんは、この先端がツルのようにくる...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第110話

火星兵たちは変な声をあげながら、博士たちに向かってせまってきたのです。そこで博士は大声で怒鳴りつけました。「来る気か!来るならいつでも相手になってやるぞ。おい、新田、千二、吹き矢を吹け!」新田先生と千二は、さっきから吹き矢を手に持って、いつ...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第109話

ガス砲をうつと、火星兵は、みんな死んでしまう。それとともに、いい火星人まで死んでしまう。わしが大勝利をいのっているロロ公爵とルル公爵も、今は出かけて、彼等の中にまじっているかも知れないから、ガス砲をうって、二人を殺すようなことがあっては、た...
海野 十三

初級翻訳・火星兵団 第108話

「えっ、ロロ公爵とルル公爵? ああ、そうだった!そう言えば、いつだか見た火星人の本当の姿を、今やっと思い出しました。どうも失礼しました!」千二は、やっとロロ公爵とルル公爵の本当の姿を思い出したのだった。「いや、わからなかったのも無理はありま...
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