妖怪博士

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初級翻訳・妖怪博士 第47話

「明智先生、ばんざあーい!」「小林団長、ばんざあーい!」洞くつが割れてしまうかと思うほどの大きなばんざいの声は、四方の岩肌にぶつかって跳ね返り、どこからともなく「ばんざあーい、ばんざあーい」と、何度も何度もくりかえされて一同の耳に響き渡るの...
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初級翻訳・妖怪博士 第46話

穴をはいってまもなく、ぼくが岩かどにつまずいて、懐中電灯を取りおとしたのを。うん、そうだよ。あのときほんのしばらくのあいだ、懐中電灯が消えて、あたりがまっくらになってしまったね。むろんわざとしたことさ。このぼくが不注意でつまずいたりするもの...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第45話

」 二十面相は懐中電灯を地面に置き、そこにうずくまって、岩と岩の間の狭いすきまに右手を差し入れ、何かをしたかと思うと、これはどうでしょう。そのそばにあった大きな岩のかたまりが、音もなく、まるでドアが開くようにスーッと動いて、そのあとに五十セ...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第44話

機敏な明智探偵が、このさわぎをぼんやり見ているはずはありません。探偵は二十面相がおそわれたと知ると、すぐさまポケットのピストルを取りだして、賊の胸にねらいをさだめました。小林少年もリスのように、びんしょうでした。賊がおどろきのあまり取りおと...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第43話

わが身を守るためならば、きらいな人殺しもしかねないけんまくです。明智探偵は、ポケットに用意していたピストルをとりだすこともできないで、立ちすくんでしまいました。ああ、十一人の少年探偵団員はもとより、名探偵明智小五郎までが、まんまと二十面相の...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第42話

」じいさんは腕組みをして、小首をかたむけました。「じゃあ、深くはいれば道にまようかもしれないというのだな。」「そうです。わしが案内したって、奥の奥まで行くわけじゃねえし、ましてひとりではいる見物は、おっかながって、ホンの入り口で引きかえしち...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第41話

きみたちがこの鍾乳洞(しょうにゅうどう)を探検しようと思い立ったのは、そこにいる桂(かつら)くんと篠崎(しのざき)くんが、熱心にすすめたからだろう。ところで、そのふたりに、このほら穴のことをいかにもおもしろそうに話して聞かせた同級生がいるん...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第40話

ゴロゴロとのどを鳴らすようなうなり声が、今にも背中にせまってきそうで、走りながらも気が気ではありませんでした。先頭の小林君は、団員たちが逃げおくれやしないかと、うしろをふりむきふりむき走っていましたが、さいぜんの深いほら穴のあたりまで来ます...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第39話

「おい、どうしたの? 今さけんだのはだれだい。」小林君の声に、うしろのほうから桂君が答えました。「篠崎君がつまずいてたおれたんですよ。」小林君が懐中電灯をふりてらしながら、列のうしろへもどってみますと、その光の中に、たおれた篠崎少年が、顔を...
妖怪博士

初級翻訳・妖怪博士 第38話

それにあたりがまっくらで、光といっては懐中電灯ただ一つだものですから、いっそうこわい夢でもみているような感じで、その奥底の知れぬやみの中から、何かとほうもない怪物が、今にもノソノソあらわれてくるのじゃないかと思うと、さすが勇敢な少年たちも、...
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