舞踏会 初級翻訳・舞踏会 第2話 そして最後にもう一回転すると、そこに置いてあった椅子に明子を優雅に座らせ、自分は軍服の胸を張り、先ほどと同じように丁寧な日本式のお辞儀をしました。その後、ポルカやマズルカといったダンスを踊り終えると、明子はまたフランス人将校と腕を組み、白・... 舞踏会芥川 竜之介
舞踏会 初級翻訳・舞踏会 第1話 一 それは、明治十九年十一月三日の夜のことでした。当時十七歳だったお嬢様の明子(あきこ)さんは、頭の少し禿げたお父様と一緒に、今夜の舞踏会が開かれる「鹿鳴館(ろくめいかん)」の階段を上っていました。明るいガス灯に照らされた幅の広い階段の両側... 舞踏会芥川 竜之介