林 芙美子 初級翻訳・梟の大旅行 第2話 あたりは静まり返り、人間たちは家の中でぐっすり眠っているので、まわりはまるで私一人の世界のようです。私は、もうもとの家に戻りたいなんて気持ちは、ほんの少しもありませんでした。でも、ときどき、優しかったお嬢さんのこと思い出すことはありました。... 林 芙美子梟の大旅行
林 芙美子 初級翻訳・梟の大旅行 第1話 むかしあるところに、一羽の梟(ふくろう)が住んでいました。そこはふかーーい森のなかで、昼間でも薄暗いところでした。あまりにも暗い森なので、明るいお天気が大好きな小鳥やリスたちは、みんな森の外に出て暮らしていたのです。梟はたったひとりぼっちで... 林 芙美子梟の大旅行