大金塊

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初級翻訳・大金塊 第33話

名探偵はそういう技術も、ちゃんとこころえていたのです。ランチは岸をはなれ、青海原を、はるかの長島町にむかって、すばらしい速力で走りだしました。晴れわたった青空のかなたに、まっかにもえた夕やけ雲が、たなびいています。そよそよと吹く潮風、音楽の...
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初級翻訳・大金塊 第32話

するとそのとき、本当に思いもよらないことが起こったのです。「おお、不二夫、不二夫じゃないか!」「あっ、やっぱりそうだ! 小林君だね!」突然、ギラギラ光るヘビの目の後ろから、そんな叫び声が聞こえてきたのです。予想外にもほどがある、ふたりの少年...
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初級翻訳・大金塊 第31話

大金塊のかくし場所をしるした暗号がぬすみだせなかったものですから、こんどは手をかえて、はるばる東京から、四人の探検隊のあとをつけてきたのです。そして、明智探偵がかくし場所を見つけるのを待ちかまえていて、大金塊を横どりしようとたくらんだのです...
大金塊

初級翻訳・大金塊 第30話

そしてまたマッチをすって、ふたりが顔をくっつけるようにしてそれをながめました。「きれいだね。金だから、ちっともさびないんだね」「そうだよ。明治維新といえば、今から七十何年も昔のことだろう。こんなにたくさんの金が、七十年のあいだだれにも知られ...
大金塊

初級翻訳・大金塊 第29話

「そうじゃないよ。今ぼくがもぐって、しらべてきたばかりだもの。まだ水はおそろしいいきおいで流れこんでいるんだよ。へんだなあ。いったいどうしたんだろう。」 さすがの小林君も、このきみょうな水の動き方を、どう考えてよいのか、すこしもわかりません...
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初級翻訳・大金塊 第28話

こんなに激しく流れ込んでくるのだから、ここはほら穴の中でも海面よりはずっと低い場所に違いありません。低いといっても、いったいどのくらい低いのでしょう。もし二メートル、三メートルも低いのだとしたら、いまに水はこのほら穴の天井までいっぱいになっ...
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初級翻訳・大金塊 第27話

ろうそくの光で、小林少年と不二夫君の顔が、やみの中にボウッとうきあがりましたが、赤い光があごの下のほうをてらしているので、なんだか見たこともないようなきみの悪い顔に見えるのでした。「きみ、おばけみたいな顔だよ。」「きみだって、そうだよ。」 ...
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初級翻訳・大金塊 第26話

広いほら穴のほうぼうに、あやしいやつがかくれていて、人のまねをしているのではないかと思うと、こわくてしかたがないのです。それにしても、不二夫君のおとうさんは、いったいどうなったのでしょう。なぜ、あんなおそろしいさけび声をおたてになったのでし...
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初級翻訳・大金塊 第25話

こんどはおべんとうなんかも、じゅうぶん用意してくるんですね。」「ええ、わたしもそのほうがいいと思います。それにあの漁師のじいさんも、海岸で待ちかねているでしょうからね。しかし、わたしの先祖は、じつに用心ぶかいかくし方をしたものですね。岩の戸...
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初級翻訳・大金塊 第24話

「ごらんなさい。不二夫君に教えられて気がついたのですが、獅子岩の影があんなにのびて、今にも烏帽子岩に、とどきそうになっているじゃありませんか。もう少し太陽がさがれば、影はもっとのびて、ちょうど獅子の頭が烏帽子岩の下のほうにうつるでしょう。す...
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