兎の耳

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中谷 宇吉郎

初級翻訳・兎の耳 第4話

(昭和十三年十二月)附記この話を書いてから二年も経たないうちに、いよいよ白米の禁止が本当に行われることになり、今では胚芽米か七分搗き米が国民の毎日の食事となりました。今回はしかし、話の事情が違います。国民の食料を節約することが主な理由だそう...
中谷 宇吉郎

初級翻訳・兎の耳 第3話

しかし、その断片的な情報だけを聞かされると、兵食の事例によって「胚芽米が脚気予防に一番良い」ということが証明されたのだと、つい思い込んでしまう恐れが十分にあるのです。学者というものは、とかく新聞記者を嫌う人が多いものです。その理由として、「...
中谷 宇吉郎

初級翻訳・兎の耳 第2話

また、おかずに十分なビタミンが含まれている場合に、それ以上多量のビタミンを与えても、栄養がその分だけ高まるのかどうか。そういったことが、真っ先に問題になるはずです。その上、胚芽米に加工できる米は日本中どこにでもあるわけではありません。米の改...
中谷 宇吉郎

初級翻訳・兎の耳 第1話

「兎の耳は、ただ飾りでついているわけじゃないんだよ」——そんな話を最近聞いて、とても面白いと思いました。その話をしてくれたのは、ある大学で医学を研究している若いTさんという方です。Tさんはとんでもない勉強家で、毎晩二時まで本を読み、朝は六時...
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