智恵の一太郎

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初級翻訳・智恵の一太郎 第22話

わかったかい。お湯から出たら、いくらいそいでいる時でも、体をよくふいて、皮膚の水分をできるだけ少くすること。よくおぼえておきたまえ。そうすればすぐ表へ出ても、めったに風を引くようなことはないんだからね。もっとも、体が弱いと風をひきやすいから...
智恵の一太郎

初級翻訳・智恵の一太郎 第21話

ぼくの息は体の中で温められているから、この部屋のふつうの空気よりも温かいはずなんだよ。その温かい息を吹きかけてやったのに、きみは『寒い』って言ったじゃないか。どうしてそんなふうになるのか、理由がわかるかい?」「だってそれはさ、息が長〜い筒の...
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初級翻訳・智恵の一太郎 第20話

雪は真白だ、板べいは真黒だ。君たちの頬っぺたは林檎のように赤くつやつやしている。こういういろいろな物の色は、いったい何だろう。それはやっぱり太陽の光なんだよ。太陽の光が物にあたって、それが僕たちの目にはねかえって来るのだよ。物によって太陽の...
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初級翻訳・智恵の一太郎 第19話

白と黒 ゆうべ一晩中雪が降って、今日はからりと晴れわたった日曜日です。一太郎くんは朝から近所の広場で、たくさんのお友達といっしょに大きな雪だるまを作って遊びましたが、その帰り道、同級生の北川くんと二人で高橋さんのお家の前を通りかかったとき、...
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初級翻訳・智恵の一太郎 第18話

いいかい、じゃあ行くよ。「向こうから、『よーし』って合図をしたら、レールに耳をつけるんだよ」 一太郎くんがレールのそばにしゃがんでいると、伯父さんは土手の上を四十メートルほど向こうまで走っていって立ち止まり、そのあたりで小さな石をひろいまし...
智恵の一太郎

初級翻訳・智恵の一太郎 第17話

「月もちょうどこれと同じなんだよ。横の方にいる時は大きく見え、頭の上に昇ると小さく見える。目には同じ大きさに映っているのに、まるで違っているように感じられてしまうのさ。それに、月は風船なんかとは比べものにならないほど遠くにあるから、大きく見...
智恵の一太郎

初級翻訳・智恵の一太郎 第16話

さあ、ためしにのぞいてごらん。この穴に入るか入らないか」 一太郎君はいわれるままに、紙筒を受取って、その広い方の口を目にあて、望遠鏡をのぞくようにして、先の方の小さい穴を月に向けました。すると、これはどうでしょう。ふしぎなことには、あのお盆...
智恵の一太郎

初級翻訳・智恵の一太郎 第15話

月の見かけの大きさと、筒でのぞいた時と、どうしてこんなにちがうんだろうね。一つ考えてごらん」 一太郎君は、ぱっと顔を赤くしました。恥ずかしくてではありません。うれしくてです。みなさんも御承知のように、一太郎君は、物のわけを考えることが何より...
智恵の一太郎

初級翻訳・智恵の一太郎 第14話

この頃では、毎日一度は高橋さんの顔を見ないでは、気がすまないほどになっていました。二十三日は、満月の前夜でしたから、よく晴れた空に、ほとんどまんまるな月が、美しく光っていました。高橋さんと一太郎君は、広いお庭に面した縁側に腰かけて、空の月を...
智恵の一太郎

初級翻訳・智恵の一太郎 第13話

蛍なれば、ポツポツと、点になって見えるはずですし、とてもこんなに明るく光るわけがないのです。「虫といっても、目に見えるような大きな虫じゃないのだよ」 高橋さんはそこの椅子にかけて、青白い光の中に笑顔を見せながら、話しはじめました。「光る虫と...
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