孫七とずんど

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孫七とずんど

初級翻訳・孫七とずんど 第7話

「あっぱれだな、柿ノ木!」「孫七、よくやったぞ!」「初めての戦いで一番乗りとは、さすがだな!」「国へ帰ったら、お前も隊長に出世だな!」知っている人も知らない人も、みんな次々とやって来ては大喝采(だいかっさい)を送ります。それがひと段落したか...
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初級翻訳・孫七とずんど 第6話

まわりの神経は極限まで張り詰めているように見えるのに、不思議と実際の動きはどこかスローモーションで、ぎこちなく感じられます。ところが、いざ自分が槍を構え直してその場に入ってみると、のんびりしているどころではありません。声をかける隙すらないほ...
孫七とずんど

初級翻訳・孫七とずんど 第5話

「こいつはとてつもなく危険なものだなあ」「なにがそんなに危険なんだよ!」「なにがって、石原寸度右衛門、おまえにはこれが見えないのか? むやみやたらにこんな弓矢だの、鉄砲の弾だんなんぞが飛んできてさ、戦場という場所はとびきり危険なところじゃな...
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初級翻訳・孫七とずんど 第4話

ちょうどそのとき、武田信玄が相模(さがみ)の北条氏(ほうじょうし)と戦争を始めたものだから、「いまだ!」とばかりに大急ぎで作戦を立てて、天方城を攻め取るための大軍を出発させたんだ。出陣の命令を受けた石原寸度右衛門(いしはらずんどえもん)は、...
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初級翻訳・孫七とずんど 第3話

「文句はないだろ! とろけるような目つきをしやがって、こっちが恥ずかしくなっちまったぞ。だが、もちろん気に入ったなら結構だ、俺としても嬉しい限りだな。もらうんだろうな?」「くれるのか?」孫七郎はそう言って、ぽっと顔を赤らめた。「だからこそ呼...
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初級翻訳・孫七とずんど 第2話

お前、考えてみたか? どうなんだよ」「……うーん」孫七郎は、名残惜しそうに二本の矢の方へとチラチラ視線を送りながら、こくこくと頷きました。「考えてみたさ。だがな石原寸度右衛門、あれはなかなか大きな問題だぞ」「なにが大きな問題だ! たかがお嫁...
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初級翻訳・孫七とずんど 第1話

一 それは、猛烈な風と大雨が吹き荒れる夜だった。 遠江の国、浜松城の丸の内(曲輪うち)にずらりと並ぶ武士たちの屋敷は、すさまじい暴風雨に激しく揺さぶられ、今にもめちゃくちゃに押しつぶされてしまいそうだった。 なかでも榊原小平太康政(さかきば...
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