花のき村と盗人たち

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新美 南吉

初級翻訳・花のき村と盗人たち 第4話

お前たちも、一緒にもう一度来てくれ」と言って、かしらは弟子たちを連れて、再び役人の家に入っていきました。「御老人」と、かしらは縁側に手をついて言いました。「何だね、しんみりとして。泣き上戸の奥の手でも出るかな? ははは」と老人は笑いました。...
新美 南吉

初級翻訳・花のき村と盗人たち 第3話

子供が来たら「お疲れさん」と言って、泥棒だと思われないように、気持ちよく子牛を返してやろうと考えていたのです。ところが、子供たちの声は村の方へ消えてしまいました。あの草鞋を履いた子供は、帰ってきませんでした。村の上にかかった月が、鏡職人が磨...
新美 南吉

初級翻訳・花のき村と盗人たち 第2話

だからおじいさんが教えてくれた竹藪に行ってみたら、本当に立派な笛竹が何百本も、すいすいと生えていたんです」「昔、竹の中から金の光が差したなんて話もあるが……どうだ、小判でも落ちていたか?」「それから、さらに川を下っていくと、小さな尼寺があり...
新美 南吉

初級翻訳・花のき村と盗人たち 第1話

一 むかしむかし、「花のき村」というところに、五人組の泥棒がやってきました。 若竹が空に向かって、ほっそりとした初々しい緑色の芽をのばしている初夏の昼下がり。松林では松蝉が「ジイジイジイイ」と鳴いていました。 泥棒たちは、北から川に沿ってや...
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