骸骨島の大冒険

スポンサーリンク
山本 周五郎

初級翻訳・骸骨島の大冒険 第6話

間一髪、龍介の片手が振り下ろされました。ずずずずずん、という響きとともに、駆逐艦二隻の四門の機関砲が、敵の先手を取って一斉射撃を開始しました。敵もさるものです。島影を盾にして、たちまち四、五台の機関銃を持ち出し、豆を炒るような音を立てながら...
山本 周五郎

初級翻訳・骸骨島の大冒険 第5話

文子はただ、一刻も早く父の無事な姿が見たい一心で、自動車の中でも心を急かしていました。 すると、車が横浜を通り過ぎ、程ヶ谷、戸塚とさしかかった時のことです。 運転席に乗っていた助手の一人が、突然文子の席の方へ飛び込んできました。「あら! 何...
山本 周五郎

初級翻訳・骸骨島の大冒険 第4話

ふと気がつくと、墜落の衝撃で激しく転倒した拍子に、体を縛っていた縄が切れたようで、手足が自由になっていました。「しめた!」と思い、渦巻く波をかき分け、一生懸命に水面へと浮き上がりました。水面に出て見て、龍介は驚きました。さっき駆逐艦に撃ち落...
山本 周五郎

初級翻訳・骸骨島の大冒険 第3話

あのぶるぶると唸っている音は、何だろう……」そう思ってふと見ると、すぐ傍の壁に小さなガラス張りの窓がありました。龍介は体をすり寄せてその窓を覗き込みました。「あっ!」覗いた龍介は驚きの声を上げました。「こりゃ飛行機の中だぞ……」なるほど、窓...
山本 周五郎

初級翻訳・骸骨島の大冒険 第2話

龍介がホテルに入ってから三十分ほど経ったころ、注意深く見ていたメトラス博士の部屋の窓が、突然暗くなるのを目にしました。「どうしたんでしょう」文子が壮太に囁きました。「停電じゃありませんか?」「だって、他の窓は明るいわ!」「そうですね、ことに...
山本 周五郎

初級翻訳・骸骨島の大冒険 第1話

招待状が届いた! 春田博士の家では、朝食の時間が賑やかに過ぎていました。「龍介もこれまで色々な事件を解決してきたが、一番面白かったのは何だい?」 博士は笑いながら、長男の龍介少年を見つめました。龍介君は府立第×中学の二年生で、とても頭の切れ...
スポンサーリンク