ワンダ・ブック――少年・少女のために――

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ホーソーン ナサニエル

初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第51話

みんな目を輝かせていましたが、プリムロウズだけは違いました。彼女の瞳には、本当に涙が浮かんでいたのです。というのは、ほかの子供たちにはまだ小さくて分からないような、この物語の中に隠されたあるものに、彼女は深く感動したからでした。子供向けのお...
ホーソーン ナサニエル

初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第50話

その進撃はあまりに速く、あっという間にベレロフォンは敵と真っ向から組み合っていました。 二番目の首を落とされたカイミアラは、あまりの痛さに火がついたようにのたうち回り、狂い叫んでいました。 あまりに激しく転げ回り、飛び跳ねるものだから、一体...
ホーソーン ナサニエル

初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第49話

彼が合図を送ると、ペガサスはそれを理解して、ゆっくりと空を舞い降り、ついにその蹄が谷底の岩場から、人間の背丈ほどもない高さまで近づきました。前方の、石を投げれば届くような場所に、三筋の煙を吐き出す洞穴の入り口がありました。そして、その洞穴の...
ホーソーン ナサニエル

初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第48話

これまでペガサスが送ってきた自由な生活を考えると、もし彼が本当に自由を望んでいるのなら、こうして手綱で縛り付けておくのは忍びないという気持ちが湧いてきたのです。急に胸に込み上げてきたそんな義侠心に駆られて、ベレロフォンは魔法の手綱をペガサス...
ホーソーン ナサニエル

初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第47話

こうして心ゆくまで水を飲み、贅沢好きが美味しいものだけを少しずつ味見するように草をつまむと、翼のある馬はあちこち跳ね回ったり、まるで退屈しのぎか遊び半分かのように、踊り始めました。このペガサスほど、飛んだり跳ねたりすることが大好きなものはい...
ホーソーン ナサニエル

初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第46話

彼がはるばるリシアからギリシャまでやって来て、美しく飾られた馬勒(ばろく)を持ってきたのも、すべてはこのためでした。その馬勒には、魔法がかけられていたのです。もし彼がペガサスの口に、うまくその金のくつわをはめることができさえすれば、翼のある...
ホーソーン ナサニエル

初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第45話

「ええ、坊や」と、彼の巻毛の一つを冗談に引っぱりながら、ベレロフォンは言いました。「君は翼の生えた馬を幾度も見たんじゃないかね?」「見たよ」と、待ちかまえていたように、子供は答えました。「僕は昨日もそれを見たし、その前にだって幾度も見たよ」...
ホーソーン ナサニエル

初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第44話

「わざわざピリーニの泉を見つけるためだけに、こんな遠くまでやってくるなんてね。それにしても、あんた、馬に逃げられちまったのかい? 手に手綱を持っているじゃないか。それも二列に並んだ宝石が光る、上等な品だ。もし馬がその手綱みたいに立派な代物だ...
ホーソーン ナサニエル

初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第43話

そうしたさまざまなものは、とても古びて見えましたが、森全体は今まさに生まれたばかりの生命に満ちていました。なぜなら、どこに目を向けても生々とした緑色の芽が吹いていて、今にも夏を迎えようとしていたからです。やがて、ユースタスと子供たちは森の端...
ホーソーン ナサニエル

初級翻訳・ワンダ・ブック――少年・少女のために―― 第42話

「さあ、お前たちの家の方を見てごらんなさい!」二人は言われるがままに家の方を振り返りました。しかし、そこには驚くべき光景が広がっていました。ついさっきまで彼らの古びたあばら屋があった場所に、玄関が大きく開かれた、白い大理石の立派な建物がそび...
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