童子

スポンサーリンク
室生 犀星

初級翻訳・童子 第4話

私には、恩樹がその子どもを得意そうに抱いたり、あやしたり、おしっこをさせたりしているのを見るたびに、いつも馬鹿馬鹿しい気持ちがしました。連れてこないときは、決まって子どもへのお土産のパンや玩具の包みを抱えていました。あまりにそれが定着しすぎ...
室生 犀星

初級翻訳・童子 第3話

「しばらく休んでからにしたほうがいい」私は見かねてそう言い、心の中でため息をつきました。胸肌の薄い皮膚が少し黒ずんでいるのまで気になり、絶望的な気持ちになりました。女中部屋で一休みさせてから、明かりの下でまた赤ん坊に乳房をくわえさせましたが...
室生 犀星

初級翻訳・童子 第2話

毎日3回も、お忙しいのにミルクを分けていただいて、本当に感謝しています」お母さんはそう言って、赤ちゃんが眠っている部屋へと案内しながら言いました。「とにかく、一度この子を見てやってくださいな。こんなに丸々と太って元気なんですよ」「まあ、本当...
室生 犀星

初級翻訳・童子 第1話

お母さんには「脚気(かっけ)」という病気があったので、赤ちゃんの健康のために、お母さんのミルク(母乳)は絶対に飲ませないことに決めました。ふっくらとしたお母さんは、おっぱいが張ってくると肩がものすごく凝って痛くなるので、生ぬるい白いミルクを...
スポンサーリンク