大町 桂月

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大町 桂月

初級翻訳・風船玉 第1話

ぱっと日が差し込んできた。風もないことだし、運動がてら電車には乗らず、家に向かって歩くことにした。雨上がりの道には、まだぬかるみが残っている。危うく転びそうになり、なんとか踏みとどまったその拍子に、右足に履いていた下駄の前歯が抜けてしまった...
多摩川冒険記

初級翻訳・多摩川冒険記 第2話

やれやれと胸をなでおろして歩いていくと、また汽車の来る音がする。友人は慌てて、後ろへ戻って避けようとする。今度の汽車は、立川駅から青梅駅へ向かうものに違いない。避ける必要はないと言ったが、私はそのまま進んだ。果たして、私の言った通りになった...
多摩川冒険記

初級翻訳・多摩川冒険記 第1話

夏の終わりの大雨で、多摩川は氾濫しました。家は流され、田畑は流され、林も流され、人や家畜も命を落とし、汽車も止まってしまうという大災害でしたが、雨が上がって三、四日が経ちました。幸い今日は日曜日だということで、私は三人の友人と共に、大山街道...
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