山姥の話

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山姥の話

初級翻訳・山姥の話 第3話

そして小屋の中に入って来て、「女の子が逃げて来たろう。早く出せ!」 とどなりました。「だってわたしは知らないよ」 すると山姥は疑い深そうに、鼻をくんくん鳴らして、「ふん、ふん、人くさい、人くさい!」 といいました。「なあに、それはわたしが雀...
山姥の話

初級翻訳・山姥の話 第2話

観音さま、観音さま、どうぞお助けくださいまし!」 こう心の中で必死に祈りながら、今にも山姥が上がってくるか、上がってくるかと待ち構えていました。 ところが山姥は、すぐにはなかなか上がってきませんでした。 やがてまた大きなあくびをして、「二階...
山姥の話

初級翻訳・山姥の話 第1話

山姥と馬子       一 冬の寒い日のことでした。 馬を連れて荷物を運ぶ仕事をしている「馬吉(うまきち)」という男が、町でたくさんのおおぶりな大根を馬の背中に積んで、三里ほど離れた自分の村へ帰るところでした。 町を出発したときはまだ明るい...
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