吉田 甲子太郎

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吉田 甲子太郎

初級翻訳・負けない少年 第3話

「やっぱり、あれは魔法にちがいない」一人の男がポツリと言いました。するとバウンが答えました。「それは俺たちにも分からない。ただ、おれはこの目で実際に見たことだけを話しているんだよ。いいかい、そうこうしているうちに、クマはすっかりくたびれて弱...
吉田 甲子太郎

初級翻訳・負けない少年 第2話

「悪魔なんかじゃない、優しい精霊が手伝っているのかもしれないぞ。あの子のお父さんは立派な狩人だった。だから父親の精霊が、自分の子供を立派で、がまん強くて、賢い人間に育てようと思って、手伝いに現れているのかもしれないじゃないか」  四 それは...
吉田 甲子太郎

初級翻訳・負けない少年 第1話

一北アメリカ大陸の北のはず、北極海に面したアラスカのお話です。この地方には、エスキモーという人たちが氷の原に雪小屋をつくって暮らしています。キーシュは、あるエスキモーの村で、どの雪小屋よりも一番みじめな雪小屋にお母さんと二人だけで暮らしてい...
吉田 甲子太郎

初級翻訳・星野くんの二塁打 第2話

キャプテンの喜多は、いつもどおりに打撃練習が始まるものと思い、バットを取りに行きました。別府さんは喜多からバットを受け取ると、「みんな、きょうは少し話があるんだ。こっちへ来てくれないか」と言って、大きなカシの木の陰へ歩いていき、そこにあぐら...
吉田 甲子太郎

初級翻訳・星野くんの二塁打 第1話

一 打ちそこなった打球が、ふらふらとショートの頭の上を越えていきました。レフトが、ものすごい勢いでダッシュしてきます。けれどボールは、その一メートルほど手前にポトリと落ちました。R町の応援団から、「わあっ!」と大きな歓声が巻き起こりました。...
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