シロ・クロ物語

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シロ・クロ物語

初級翻訳・シロ・クロ物語 第8話

あひては甲鉄の船で、武器もたくさんあり、速力もまさつてゐます。けれどもターマンはおそれず、一生けんめい戦ひました。幾人もたふれました。しまひにターマンの船は、敵の船によこづけにされました。ターマンは船のいちばん底の部屋に、部下といつしよにか...
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初級翻訳・シロ・クロ物語 第7話

」ポン公は目を丸くしました。「それに第一、あのターマンの野郎が気に食わないんだ。勝手な真似ばかりしやがって、あんな黒猫なんかも拾いこんできやがってさ……おれがその黒猫の担当だってよ。黒猫がなんだってんだ、黒猫が……!」ポン公は、何かを深く考...
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初級翻訳・シロ・クロ物語 第6話

部屋の中は、窓から少しだけ光がもれているだけで、窓にはよろい戸がすっきりと下ろされています。真ん中には丸いテーブルと椅子が一つあって、そのテーブルの上には「345」のメダルがぽつんと置いてありました。ポン公はあわてて窓の方へとんでいきました...
シロ・クロ物語

初級翻訳・シロ・クロ物語 第5話

白ひげのお爺さんと話をしたり、手品つかみのたねになったりするほどの猫だから、その鉄の扉のあけ方くらい、すぐわかるだろう。そうターマンはせめているのです……。「ほほう。」とお爺さんは言いました。「おもしろいことになってきたぞ。」「するとあの男...
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初級翻訳・シロ・クロ物語 第4話

外にとびだしたシロとクロが、すかしてみますと、その時、むかうに立ちどまつてこちらをうかゞつてゐたらしいあの男が、くるりとむきなほつて、ゆつくりあるきだしました。シロとクロに気がついたのでせうか、それはわかりません。なにか考へるやうにうなだれ...
シロ・クロ物語

初級翻訳・シロ・クロ物語 第3話

それまで、木のかげでハラハラして見ていたポン公は、もうしかたなく、子どもたちといっしょに、知らん顔をして駆け出してきました。男は子どもたちの肩をたたきました。「おお、よく来てくれた!あれ見ろ、白猫と黒猫が、この木にのぼってるだろう。どうも気...
シロ・クロ物語

初級翻訳・シロ・クロ物語 第2話

「きっと、ごまかしたんですよ」とシロもクロも言いました。「なるほど、それにちがいない」とお爺さんは言いました。「箱をとりのける時にごまかしたんだ。手つきにあんまり見なれない、あやしいところがあった。あれは、どうも、悪いやつらしい……」そして...
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初級翻訳・シロ・クロ物語 第1話

一 公園の占い師 南洋(なんよう)の、とある半島の港町です。 太陽がカンカンにてりつけていて、暑いけれど、風はさわやかです。 木々がこんもりとおい茂り、ヤシやシュロがまるで日傘(ひがさ)のように大きな葉をひろげていて、いろんな花がさきほこっ...
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