探偵少年

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初級翻訳・探偵少年 第16話

ネズミは土管をつたって、塀の外へ出ます。そして、広場のどこかで、足に巻いた毛糸がほどけて、手紙が地面に落ちるわけです。二度ほど失敗しましたが、三度目にうまくいきました。広場で遊んでいる子どもが、その手紙を見つけて、木村君に届けてくれたのです...
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初級翻訳・探偵少年 第15話

「だが、きみはいったいどうしてこのうちを探しあてたんだね」「ぼくはずっとおじさんのあとにくっついていたのです。あのランチにしのびこみ、おじさんが潜水服を着ると、ぼくもあの箱の中にあった別の潜水服を着て、海にとびこんだのです。それから……おじ...
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初級翻訳・探偵少年 第14話

これは、いったい、なにものでしょう?博士は海の底を、お台場の岸に近づき、石がきをはいあがると、そこの草むらに身をふせて、首をもたげ、夕やみのせまった、おきのほうをながめました。「ウフフフ……、わしが逃げ出したことも知らないで、モーターボート...
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初級翻訳・探偵少年 第13話

車のなかで労働者に変装して、このバラックへとびこんだのさ。小林くんが戸をあけたときにはヒヤッとしたが、このわしの完璧な変装が見やぶれるわけがない。じいさんはあっちへ逃げたぞと、まっかなウソをおしえてやったのさ。ハハハ……!」そう、労働者にば...
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初級翻訳・探偵少年 第12話

大きなめがねをかけ、白いあごひげを胸までたらし、茶色のコートを着て、黒いトルコ帽のようなものをかぶったおじいさんが、杖(つえ)にすがってヨチヨチと、陶器屋の店へ入っていくのです。お店の中にはたくさんの客がいました。おじいさんはその人ごみにま...
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初級翻訳・探偵少年 第11話

」それでも支配人はまだ安心できないのか、「わたしも、四時をすぎるまでここで番をしますよ」と言って、金庫の前のイスに腰をおろしました。実は、支配人は金庫のなかに入っているのが本物ではなく陶器のトラだということを知らないのです。それは少年探偵団...
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初級翻訳・探偵少年 第10話

「黄金のトラは、いったい、どこにかくしてあるんですか。」井上少年が、前に出てたずねました。「うん、それはね、さっき、きみたちがここへきたとき、わしは、じいさんにばけて、キセルでタバコをすっていたね。おぼえているかい。その目の前にあったのさ。...
探偵少年

初級翻訳・探偵少年 第9話

「グルルルル……、ウォーッ! グルルル……、ウォーッ!」ダイヤモンドのように光る目がグッとこちらをにらみつけ、真っ赤な口が、今にも飛びかかって噛みついてきそうです。少年たちは「ワーッ!」と叫び声をあげ、先を争うようにして逃げ出しました。しか...
探偵少年

初級翻訳・探偵少年 第8話

」ひもは、その切れたところまで、すっかり、たぐりよせられていました。みんなは、おどろいて、井上君のまわりに集まりました。「それじゃ、道しるべが、なくなってしまったんだね。」「ぼくらは、もう帰れなくなったんだね。」ノロちゃんは、ベソをかいてい...
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初級翻訳・探偵少年 第7話

大きなほら穴が、ガッと、まっ黒な口を開いています。このなかへはいるのかと思うと、勇敢な少年団員たちも、すこしばかり、こわくなってきました。「さあ、井上君、きみがいちばん力が強いんだから、このひもの玉を持つんだよ。まず、ひものはじを、その岩へ...
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