豆潜水艇の行方

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海野 十三

初級翻訳・豆潜水艇の行方 第8話

そこで、とりあえず学士が折れて、その怪しい外国人を豆潜水艇の中に案内したのです。もちろん、そのほかにも、三人ほどの下士官や機関兵が中に入ってきました。学士は四人を目の前にして、いかにも熱心に説明している風を装いながら、できるだけ難解な機械の...
海野 十三

初級翻訳・豆潜水艇の行方 第7話

自分ひとりだけならいいが、水上少年と一しょですから、あまりひどいことをされてはこまると思いました。またその外人も、いいだしたら、あとへひきそうもない様子ですから、ここはしばらく相手のいうとおりになって、あとですきをみて、なんとか、にげだす方...
海野 十三

初級翻訳・豆潜水艇の行方 第6話

日本の海岸をはなれて、船で行くと、わずか二日か三日ぐらいのところに、そんな島があるとは、おかしな話です。「グアム島じゃないかしら」 と、春夫少年が、思い出していいました。「いいや、ちがう。グアム島へいくのには、もっと日数がかかるはずだ」 青...
海野 十三

初級翻訳・豆潜水艇の行方 第5話

では、こっちもしばらくねむるとしようか」 学士は、ひとりごとをいって、椅子にこしをかけ、配電盤のまえの机に両ひじをつき、顔を腕のうえにのせました。やがて、学士もまた、ぐうぐうといびきをかきはじめ、ゆめ路をたどるのでありました。   深度零 ...
海野 十三

初級翻訳・豆潜水艇の行方 第4話

「どうして、左舷のメインタンクが開かなかったんだろうなあ」「だって、いきなり艇が海の中へおちたから、故障がおきたのでしょう」「さあ、どうかね。とにかくそんなことはないようにつくったつもりだったがねえ」 青木さんは、ふしぎそうにそういいました...
海野 十三

初級翻訳・豆潜水艇の行方 第3話

その金が入ったら、俺は大きな飛行機工場を建てるつもりなのさ」「はははは、もう金の使い道までしっかり考えてあるとは、さすが手際がいいな、はははは!」あぶない荷あげ「さあ、その大せつな宝物を、こっちの船へクレーン(起重機)でつりあげるから、お前...
海野 十三

初級翻訳・豆潜水艇の行方 第2話

「それ、蓋をしろ!」 トニーの二度目の合図で、後ろに従っていた数人の大きな男は、豆潜水艇の上にとびあがると、ちょっと蓋の中に手を差し入れて、つっかい棒を外し、蓋を上からおさえて、ぴしゃんとしめてしまいました。「よし、大出来だ。早く、あれをか...
海野 十三

初級翻訳・豆潜水艇の行方 第1話

世界一の潜水艇 みなさんは、潜水艇というものを知っていますね。潜水艇は、海の深くまでもぐることができる船です。われらが海軍が持っているのは潜水艦といいますが、これは世界で一番立派なものです。潜水艇が素晴らしいだけでなく、それに乗り込んでいる...
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