宮原 晃一郎

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宮原 晃一郎

初級翻訳・豆小僧の冒険 第2話

四また、もう二歩三歩で豆小僧が悪魔につかまえられそうになるという、危ない目にあいましたので、今度は三枚目の大般若のお守り札をそこへ投げました。すると、豆小僧と悪魔のあいだに、さっと一つのおおきな大きな川ができました。悪魔はもう一歩と足を踏み...
宮原 晃一郎

初級翻訳・豆小僧の冒険 第1話

一昔、ある大きな山のふもとに、小さなお寺がありました。小さな和尚さんと、小さな小僧さんが、ふたりだけでさみしくそこに暮らしていました。お寺のそばには小さな村がありました。小さな村の人たちは、小さなお寺と、小さな和尚さんと、小さな小僧さんのこ...
宮原 晃一郎

初級翻訳・蛇いちご 第2話

「神主さんは、この蛇いちごを食べたにちがいないんです。私が山の畑に行くと、時々大きなお腹をした大蛇に出くわします。その大蛇は、蛇いちごを食べたあとに水を飲むと、すぐにお腹がペチャンコにへっこむのです。神主さんはきっと、蛇がそうしているところ...
宮原 晃一郎

初級翻訳・蛇いちご 第1話

林の中へ行ってみると、真っ赤でとってもきれいな蛇いちごが実っています。「蛇いちごなんて食べちゃダメだよ。あれは毒なんだからね。あんなものを食べたら、体がとけて水になっちゃうんだよ」お母さんたちは子どもたちにそう教えます。おそろしい毒があって...
宮原 晃一郎

初級翻訳・竜宮の犬 第2話

いっそのこと、これは竜宮さまへ差し上げてしまおう」そう言って、海の中に天の羽衣を投げ込むと、さっさと家に帰って布団に入り、寝てしまいました。すると間もなく、戸口で鈴をつけた馬の音が聞こえてきました。それが止まったかと思うと、誰かがトントンと...
宮原 晃一郎

初級翻訳・竜宮の犬 第1話

ある田舎に、貧しいおじいさんとおばあさんが二人だけで暮らしていました。耕す畑も田んぼもないので、おじいさんは楊枝や歯磨き粉、洗粉(あらいこ)などを売り歩いて少しばかりのお金を稼ぎ、おばあさんは他人の洗濯や針仕事をして、ひっそりと暮らしていま...
宮原 晃一郎

初級翻訳・漁師の冒険 第2話

じゃあそうしよう」二人はそう約束して、恐る恐る鼻の入り口から入っていきました。まずは鎌で藪のように生えた鼻毛を刈り、鍬で鼻の垢を掘っては、鼻の壁を叩いて無事を知らせ合いました。けれども、その仕事は命がけでした。なぜなら、巨人が絶えず呼吸をし...
宮原 晃一郎

初級翻訳・漁師の冒険 第1話

むかしむかし、九州のずっと端っこの海岸に、仙蔵と次郎作という二人の漁師が住んでいました。ある日のこと、二人はいつものように小さな舟に乗って沖へ漁に出かけましたが、急に大風が吹き荒れて、遠くの海まで流されてしまいました。それでも運良く舟は沈ま...
宮原 晃一郎

初級翻訳・拾うた冠 第2話

そうしていただけないと、山車があなたの前を通ることができませんので……」おじいさんは大威張りで、「ゆるーーす、ゆるーーす、通れ、通れ!」と言いました。すると、山車はまた楽しそうにお囃子を鳴らして動き出しました。さあ、おじいさんはますます面白...
宮原 晃一郎

初級翻訳・拾うた冠 第1話

みなさん、神社の神主さんがお祭りのときなどにかぶっている帽子をご存じでしょう。あの帽子は「冠(かんむり)」という名前なんです。その冠には、身分や位によって種類がたくさんあります。ちょうど今の軍人さんの帽子に金色の線が何本入っているかで、大将...
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