江見 水蔭

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月世界跋渉記

初級翻訳・月世界跋渉記 第5話

その元気な声は洞窟の中にパーッと響き渡り、こだまがまるで月そのものがこの一隊の成功を祝ってくれているかのように、「月世界探検隊万歳!」と力強く鳴り響いて返ってきたのでした。(「探検世界」明治四〇年一〇月増刊号より)
月世界跋渉記

初級翻訳・月世界跋渉記 第4話

「ここはなんていう場所ですか?」 と晴次が尋ねると、「ここは『静かの海』の跡だよ」と、博士は手帳に書いて見せました。 一行はまたその海原を横切っていきました。 ちょうど真ん中あたりまで来た頃でしょうか。遠くの岩影から、黒いかたまりのようなも...
月世界跋渉記

初級翻訳・月世界跋渉記 第3話

「そりゃそうかもしれないけれど、少なくとも月にはそんな生きものは一匹だっていう定説なんだから、そんなことはないさ。もうすぐ戻ってくるだろう。それよりも、ご飯がすんだら僕たちの住まいをあの洞穴の横に作るぞ。」「家を建てるって? だってどうやっ...
月世界跋渉記

初級翻訳・月世界跋渉記 第2話

事情を知らない二人の少年はこの姿を見ると病気のことも忘れて手をたたき、「わあ、おもしろい格好だなあ。どうしてそんなものをかぶるんですか?」博士は簡単にそのわけを教えて、まず自分から外へ出た。あとにつづいた助手も、人数分の自発器をとりだしてみ...
月世界跋渉記

初級翻訳・月世界跋渉記 第1話

引力にひっぱられて、月へおっこちる!探検家たちの気絶「どうしよう!」と思うひまもなく、六人の月世界探検家をのせた空中飛行船「翔鷲号(しょうしゅうごう)」は、ものすごいスピードでつきすすんで月にドスンとぶつかりました。大きなおおきな地震がきた...
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