ひかりの素足

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ひかりの素足

初級翻訳・ひかりの素足 第7話

あらゆる世界のできごとが、みんな集まっている」そこで子どもたちは、急にいろいろなことを尋ね出しました。一人が言いました。「ここには図書館もあるの? 僕、アンデルセンのお話なんか、もっと読みたいなあ」別のひとりが言いました。「ここの運動場なら...
ひかりの素足

初級翻訳・ひかりの素足 第6話

かばいながら、一郎はどこからともなく、「にょらいじゅりゃうぼん だいじゅうろく……」というような言葉が、かすかな風のように、あるいはすてきな匂いのように、心にふと感じられました。すると、なんだかまわりがホッと楽になったような気がして、「にょ...
ひかりの素足

初級翻訳・ひかりの素足 第5話

それは灰色のトゲがギザギザと生えた鎧(よろい)を着て、髪の毛はまるで火が燃えているようで、ただれたような赤い目をしながら、太い鞭を振り回して歩いていたのです。その足が地面に触れるたび、地面はガリガリと音を立てました。一郎はもう恐ろしさのあま...
ひかりの素足

初級翻訳・ひかりの素足 第4話

一郎はいつの間にか雪の中に座り込んでしまっていました。そして、一段と強く楢夫を抱きしめました。三、うすあかりの国けれども、けれども、そんなことはまるで、まったく夢のようでした。いつの間にか、冷たい針のような雪の粒もなんだかなまぬるくなり、楢...
ひかりの素足

初級翻訳・ひかりの素足 第3話

大丈夫だからさ、なあに、あと一里もないんだから」一郎も息をはずませながら言いました。けれども、実際ふたりとも急がずにいられなかったのです。目の前もくらむほどに急ぎました。あまりにも急ぎすぎたので、それは長くは続きませんでした。雪がいよいよひ...
ひかりの素足

初級翻訳・ひかりの素足 第2話

あいつらいつもなんだかんだって人をだますんだから」楢夫もようやく、泣きじゃくるだけになりました。けむりの中で泣いて目をこすったもんだから、目のまわりが真っ黒になって、ちょっと小さなタヌキのようになっていました。お父さんはなんだか少し泣きそう...
ひかりの素足

初級翻訳・ひかりの素足 第1話

一、山小屋 鳥の声があまりにもやかましいので、一郎は目をさました。 もうすっかり夜があけていたのだ。 小屋のすみから、3本の青い日光の棒がななめにまっすぐ、兄弟の頭の上をこえて、向こうの萱の壁にかかった山刀やはむばきを照らしていた。 土間の...
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