宮本 百合子 初級翻訳・郵便切手 第2話 そう言われる時がやってきて、働いていたあのたくさんの女性たちは、みんな切手の中から抜け出して、生活費を稼ぐ必要という荷物もまとめて家庭へと帰っていったとでもいうのだろうか。全国で七百五十万人を失業させようというその最初のターゲットは、三百五... 宮本 百合子郵便切手
宮本 百合子 初級翻訳・郵便切手 第1話 これまで、郵便切手というものは、私たちのつましい生活と深いつながりのある、親しみぶかいものであった。三銭の切手一枚で封書が出せた頃、あのうす桃色の小さい四角い切手は、都会に暮しているものには故郷のたよりを、田舎に住んでいるものには都会の生活... 宮本 百合子郵便切手