小川 未明 初級翻訳・幽霊船 第2話 乙が顔を上げて沖の方を見ると、間違いなく、あの懐かしい船の姿がありました。しかも、昨日見たのと同じ……あの幽霊船が……こちらへ向かってこいでくるのが見えたのです。一瞬、ハッとしてうれしさに胸が躍りましたが、次の瞬間には、気味の悪さで体じゅう... 小川 未明幽霊船
小川 未明 初級翻訳・幽霊船 第1話 沖のほうをながめると、キラキラと光るものが見えます。海の水はどこまでも深く、青黒い色をしていました。このあたりは北極に近い場所なので、いつもキーンと冷え切っています。その光るものは、だんだんと岸のほうへ近づいてきました。よく見ると、それが何... 小川 未明幽霊船