銀の笛と金の毛皮

スポンサーリンク
豊島 与志雄

初級翻訳・銀の笛と金の毛皮 第5話

エキモスは飛び上がって喜びました。エキモスはその大切な笛を胸に抱きしめ、涙を流しました。それから、一心不乱に笛を吹きはじめました。何とも言えないほど美しい音が響き渡りました。エキモスはもう何もかも忘れて、夢中で吹き続けました。どれだけの時間...
豊島 与志雄

初級翻訳・銀の笛と金の毛皮 第4話

町の人々も、それがエキモスのおかげだと気づいていました。けれど、エキモスを神さまのお使いだと信じていたので、面と向かってお礼を言うのは恐れ多いような気がして、ただ陰で感謝し、ひそひそと噂をするだけでした。それでも、お菓子や果物などをエキモス...
豊島 与志雄

初級翻訳・銀の笛と金の毛皮 第3話

古くて汚れた服を着て、靴も履かず、帽子もかぶっていない年老いた男が、噴水の水を飲んでいました。エキモスはお腹がすいていて、喉もかわいていたので、その男に尋ねました。「その水は、誰でも飲んでいいんですか?」年老いた男は振り返って答えました。「...
豊島 与志雄

初級翻訳・銀の笛と金の毛皮 第2話

森の奥深くへ進むと、もう人が通ったような道もありません。 それに、険しい崖や急な坂道がいくつもありました。 エキモスは一生懸命に歩きましたが、やがて疲れ果てて、足が動かなくなってしまいました。 すると、大きな角を生やした鹿が、エキモスの前に...
豊島 与志雄

初級翻訳・銀の笛と金の毛皮 第1話

一 むかし、あるところに、エキモスという羊飼いの少年がいました。 父も母もないみなし児だった彼は、毎日羊の群れを見守りながら暮らしていました。青々とした野原では羊たちが楽しく遊び、野の花の間では美しい蝶がひらひらと飛び回っています。木立の中...
スポンサーリンク