海豚と河豚

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佐藤 垢石

初級翻訳・海豚と河豚 第4話

よく干したものを削って耳かき一杯分ほど飲むと、体が自然と熱を帯びて精力がみなぎり、夫婦仲が驚くほど睦まじくなるという不思議な薬としても重宝されています。「抱肝(だききも)」も、恐ろしい部位のひとつです。抱肝とは河豚の肺臓のことで、肩甲骨の下...
佐藤 垢石

初級翻訳・海豚と河豚 第3話

これを友人たち数人と道玄坂の割烹店へ持ち込みましたが、残念なことに、あの船で食べたような調理の旨味を再現することはできませんでした。最近、大阪へ旅行した際に有名な新町の鯨料理屋へ行って食べてみましたが、ここの水炊きと醤油漬けはさすがに美味し...
佐藤 垢石

初級翻訳・海豚と河豚 第2話

牛肉とマグロの味の中間のようなものだ。かつて食べた缶詰にも、晒し鯨にもこんな上品な味はなかったが、一体鯨はどこの肉でもこんなに上品なものなのだろうか。そう尋ねると、船長は「いや、どこの肉でもというわけにはいかない」と答えた。この刺身にしたの...
佐藤 垢石

初級翻訳・海豚と河豚 第1話

一 世の中には「鯨」と名のつくものなら、たいてい食べてきた。「大井川の鯨(※当時の言葉遊びで、猪肉のこと)は、女性でもその味を知っている」といった話はさておき、山鯨(猪)、なめくじら、そして海豚(イルカ)に至るまで、その汁を舌の上に乗せてみ...
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