透明猫

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海野 十三

初級翻訳・透明猫 第5話

ただ一つ残った問題は、羽根木博士の研究のことなんだけど、博士はこれまで誰も発見できなかったこのすごい研究の成果を、これからいったいどんな分野に役立てて使っていこうかまじめに、今まさに考えているところだそうだよ。
海野 十三

初級翻訳・透明猫 第4話

まだ自分の順番が来ていないお客さんたちは、箱をのぞきこみながら、「猫の声はするのに、姿がまったく見えないぞ!」と、ワクワク感をますますふくらませていきました。「これは何か特別な魔術にちがいない!」と、箱の中を隅から隅まで手で探るお客さんもた...
海野 十三

初級翻訳・透明猫 第3話

そして、うんとおもしろいおみやげ話をしましょう」 と、いう遺書を、机の上において去った。妙な福の神 どこというあてもなく、青二は歩きつづけた。頭には、スキー帽をかぶり、風よけをふかくおろして顔をかくした。それからオートバイに乗る人がよくかけ...
海野 十三

初級翻訳・透明猫 第2話

二階へあがったものの、青二は、ちょっと困ってしまった。このあやしい動物をどこへおいたらいいかということだ。そのままおいておけば、きっと出ていってしまうだろう。逃げられたんでは、いやだ。戸棚に入れようか。いや、猫はふすまを破ることなんか平気だ...
海野 十三

初級翻訳・透明猫 第1話

崖下の道 いつものように、見慣れた崖下を歩いていたのは青二(あおに)でした。 崖の上には素敵な住宅がずらりと並んでいて、赤い屋根の洋風のお家も少なくありませんでした。 崖下の道の、崖とは反対側は、雑草がボーボーに生い茂った低い土手が下の方へ...
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