うた時計 初級翻訳・うた時計 第2話 「いまでもその歌を歌うのかい?」「うん、おじさんも知っているの?」「おじさんも子どものころ、そうやってひよめをからかったものさ」「おじさんも小さいとき、よくこの道を通ったの?」「うん、町の中学校へ通ったもんさ」「おじさん、また帰ってくる?」... うた時計新美 南吉
うた時計 初級翻訳・うた時計 第1話 二月のある日のこと。野原の中のさびしい道を、十二、三歳くらいの少年と、皮のかばんを抱えた三十四、五歳の男の人が、同じ方向へ歩いていました。風ひとつないあたたかい日で、霜がとけて道は少しぬかるんでいました。枯れ草の上で影を落として遊んでいたカ... うた時計新美 南吉