おれは二十面相だ

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おれは二十面相だ

初級翻訳・おれは二十面相だ 第18話

」警部のうしろにいたふたりの刑事が、長いほそびきを持って、両方から二十面相に近づくと、うむをいわせずしばりあげてしまいました。「いまに、おもてへ護送車が来る。窓のない、厳重な護送自動車だ。こんどは、途中から逃げ出すなんて、思いもよらないこと...
おれは二十面相だ

初級翻訳・おれは二十面相だ 第17話

そうして次から次へと部屋を調べ歩き、二十面相の隠れ家の構造を、すっかり頭の中に入れてしまいました。二十面相は、自分の部屋に部下たちを集めて、今夜の出来事について話していました。ポケット小僧は、その部屋のドアに耳をぴたりとつけて、立ち聞きをし...
おれは二十面相だ

初級翻訳・おれは二十面相だ 第16話

万が一の用意のために、部下を玄関の外に見張らせておいて、もし二十面相がつかまったときには、こうしろとあらかじめ打ち合わせてあったのかもしれません。二十面相が「奥の手」と言ったのは、これだったのではないでしょうか。恩田さんの門から百メートルほ...
おれは二十面相だ

初級翻訳・おれは二十面相だ 第15話

「このざまだよ」と、手錠を見せて言いました。「小林の謎解きを感心して聞いていたところさ。しかしね、明智君。おれはまだ負けたわけじゃない。第一、小林にはまだ解けない謎が残っているのだ」「うん、そうだろう。ぼくはそれを解きに来たのだ。解けない謎...
おれは二十面相だ

初級翻訳・おれは二十面相だ 第14話

これをどう説明するのだね」恩田さんは、あくまでなぞをとかせようとします。「あのとき、章太郎君の部屋の天井などを調べましたか」「むろん調べた。花びんやタバコを、上から細い糸でつっていたのではないかと思って、よく調べたが、そんなしかけはなにもな...
おれは二十面相だ

初級翻訳・おれは二十面相だ 第13話

「小林君、私にはさっぱりわけがわからないのだが、この中で誰が犯人だというのだね?」恩田さんが腑に落ちない顔つきで尋ねました。「こいつです!」小林君は、山口青年の顔の前に人差し指を突きつけて叫びました。「えっ、それは章太郎の家庭教師の山口君だ...
おれは二十面相だ

初級翻訳・おれは二十面相だ 第12話

目に見えないやつは、勝手に部屋の中を歩き回っているらしいのです。そうまで言われては、開けてみないわけにはいきません。「よし、それじゃあ金庫を開けますよ。ふたりとも、わたしのそばによってゾウを守ってください。あいつが横から手出しができないよう...
おれは二十面相だ

初級翻訳・おれは二十面相だ 第11話

わたしたちが入るときに、あいつに一緒に、忍び込まれると困りますから」そして、しばらく待っていますと、強そうな三人の刑事がやってきました。「それでは、あなたがた五人で、この入口を守ってください。五人でスクラムを組めば、いくら透明人間だって、通...
おれは二十面相だ

初級翻訳・おれは二十面相だ 第10話

それから、窓はみんな閉めて、外から開かないようにするんです」「わかりました」山口青年も透明人間にはひどい目に遭っているので、あいつを入れさせては大変だと、老紳士の言うとおりに、裏口と窓を閉めて回りました。恩田さんも、山口君からそれを聞いて、...
おれは二十面相だ

初級翻訳・おれは二十面相だ 第9話

さいわい小林少年は事務所にいて、すぐに二人を自分の部屋へ通してくれました。少年探偵団長の小林芳雄君は新聞によく写真が出るので、章太郎君もその顔を知っていました。中学三年生ぐらいの年でしょうか。思ったよりも子どもらしい顔立ちで、ニコニコしたか...
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