村山 籌子

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村山 籌子

初級翻訳・髪床やの大根さん 第1話

今年で十歳になった大根くんの家は、お父さんが髪床屋さんをしていました。二人とも、野菜のなかでも一番頭の毛が青々と立派に生えているので、誰一人として、大根くんの家が髪床屋さんをしていることを笑う人はいませんでした。大根くんは毎日、お父さんがい...
村山 籌子

初級翻訳・風邪をひいたお猫さん 第1話

あるところに、一匹のお猫さんとその奥さんが住んでいました。二人とも、それはそれは立派な自慢のおヒゲを持っていました。毎朝起きるとすぐに鏡の前に立ち、ヒゲに油を塗って、毛織の布でピカピカになるまで磨き上げるのが日課です。そのヒゲは、まるでナイ...
村山 籌子

初級翻訳・迷子ノジヤガイモ 第1話

たまねぎさんは、絵かきさんでした。それで、田舎の景色ばかり描くのに飽きて、街の写生をしようと思って街にやってきたのですが、田舎者のたまねぎさんは道に迷ってしまいました。交番に行くと、かわいらしい女の子のおまわりさんがいて、ノートを調べてくれ...
村山 籌子

初級翻訳・耳長さん と あひるさん 第1話

ある朝のことです。耳長さんが一人でランニングの練習をしていると、一匹のあひるさんがそばへやって来ました。それは、とてもずる賢くて小さな、真っ白なあひるさんでした。あひるさんは、耳長さんにこう言いました。「ねえ、ぼく、すごく面白い遊びを知って...
村山 籌子

初級翻訳・犬さんと、くもさんと、かへるさん 第1話

犬のおばあさんは、ひとりで暮らしていました。でも、ひとりで暮らすのは、とてもさみしいことでした。お仕事をしているときも、夜ねているときも、ひとりでいるのはつらいことでした。そこで、いっしょに暮らすお友達をさがそうと、新聞に広告を出すことにし...
村山 籌子

初級翻訳・泣き虫の小ぐまさん 第1話

小ぐまさんは、とっても泣き虫でした。朝から晩まで、一日中ずっと泣いてばかりいたのです。ある朝、目を覚ましてベッドの中でじっとしていると、突然、鳥小屋のニワトリが「コケコッコー!」と鳴きました。それを聞いた小ぐまさんは、つられて思わずもらい泣...
村山 籌子

初級翻訳・泣いてゐるお猫さん 第1話

1 あるところに、ちょっとよくばりなお猫さんがいました。 ある朝、新聞を見ていると、写真屋さんの広告が載っていました。「写真屋さんを始めます。今日、写真を撮りに来てくれた人の中で、一番うまく写っていた人の写真を新聞に載せて、ごほうびに一円五...
村山 籌子

初級翻訳・歯と眼の悪いおぢいさん 第1話

あるところに、一人のおじいさんが住んでいました。おじいさんは昨日の晩から歯が痛くてたまらなくなり、ほっぺたに包帯を巻いて歯医者さんへ行こうとしたのですが、とても貧乏だったので、一銭もお金を持っていませんでした。しかし、どこかに一銭くらい落ち...
月謝の袋を失くしたあひるさん

初級翻訳・月謝の袋を失くしたあひるさん 第1話

あひるさんは泣きながら学校から帰ってきて、お母さんに言いました。「お母さん、先生からいただいた月謝の袋を落としちゃったの。先生に叱られるのが嫌だよ」お母さんはおっしゃいました。「あひるさんや、カバンの中を調べてごらん。もしなかったら、明日、...
川へおちた玉ねぎさん

初級翻訳・川へおちた玉ねぎさん 第1話

ある町に、「ジャガイモ・ホテル」という名前の宿屋がありました。宿の主人がジャガイモさんだったからです。主人のジャガイモさんはとっても親切な人だったので、このホテルはいつも大人気。ときには、一晩に二人や三人のお客さまをお断りしなければならない...
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