犬と笛 初級翻訳・犬と笛 第3話 これを見ると髪長彦は、ふと自分の大活躍をこの二人の侍たちにも聞かせたいという気持ちが湧いてきたものですから、「下りろ!下りろ!あの三つ叉になっている道の上へ下りて行け!」と、こう黒犬に命令しました。こちらは二人の侍です。せっかくあちこち探し... 犬と笛芥川 竜之介
犬と笛 初級翻訳・犬と笛 第2話 しかしお姫様は、まだ目に涙をいっぱいためたまま、ほら穴の奥のほうをそっと指さして、こう言いました。「だけどあすこには、私をさらってきた食蜃人が、さっきからお酒に酔って眠っています。あいつが目を覚ましたら、すぐに追いかけてくるでしょう。そうな... 犬と笛芥川 竜之介
犬と笛 初級翻訳・犬と笛 第1話 いく子さんへ 一 むかしむかし、大和の国の葛城山(かつらぎさん)のふもとに、「髪長彦(かみながひこ)」という若い木樵(きこり)が住んでいました。この若者は、顔立ちが女の子のようにやさしく、そのうえ髪の毛まで女の子のように長かっ... 犬と笛芥川 竜之介