貝の火

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宮沢 賢治

初級翻訳・貝の火 第6話

ホモイのお父さんが、ただの白い石のようになってしまった「貝の火」を取り出して、「もう、このような状態なのです。どうか、たくさん笑ってやってください」そう言ったとたん、貝の火は「カチッ」と鋭い音を立てて二つに割れました。かと思うと、「パチパチ...
宮沢 賢治

初級翻訳・貝の火 第5話

しかしどうです、すぐご機嫌が直ったでしょう? 今日は一つ、うんと面白いことをやりましょう。動物園はお好きですか?」ホモイが「うん、嫌いじゃないよ」と答えると、キツネは懐から小さな網を取り出しました。「いいですか、これに網をかけておくと、トン...
宮沢 賢治

初級翻訳・貝の火 第4話

これは『天国の天ぷら』というものですよ。最高級品です」そう言いながら、キツネは盗んできた角パンを差し出しました。ホモイが少し食べてみると、これが本当にもう、たまらなくおいしいのです。そこでホモイが「こんなものは、どの木にできるんだい?」とた...
宮沢 賢治

初級翻訳・貝の火 第3話

何かご用でございますか?」ホモイはできるだけ威勢よく言いました。「お前は今まで僕をずいぶんいじめたな。これからは僕の家来だぞ!」キツネは気絶しそうになりながら、頭に手を当てて答えました。「へい、申し訳ございません。どうかお許しください!」ホ...
宮沢 賢治

初級翻訳・貝の火 第2話

目に当てて空を透かしてみると、もう炎は消えていて、天の川がキラキラと透き通って見えました。目から離すと、またチラチラと美しい火が燃え出します。ホモイはそっと玉を捧げ持つようにして、家の中へ入りました。そしてすぐにお父さんに見せました。お父さ...
宮沢 賢治

初級翻訳・貝の火 第1話

いま、うさぎたちはみんな、短い茶色の服を着ています。野原の草はきらきらと輝き、あちこちのシラカバの木には白い花が咲きました。野原じゅうが、本当にいいにおいでいっぱいです。子うさぎのホモイは、うれしくてぴょんぴょん飛び跳ねながら言いました。「...
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