宮本 百合子 初級翻訳・黒い驢馬と白い山羊 第1話 八月の十五日は晴れた夜が多いものですが、九月の十五夜は、いつも曇りがちです。でも今年は珍しく雲ひとつない快晴で、令子も縁側に座って月見を楽しみました。澄み切って輝く、ゆったりとした大きな月が、ポプラの木の梢の上にのぼると、月明かりにうっとり... 宮本 百合子黒い驢馬と白い山羊