あのギザギザの鍵がぴったりと合い、すぐに開きました。
上の方には白いシーツの下に、赤い表地のついたウサギの毛皮の外套が入っていました。
その下には絹の着物、さらにその下にはショール、底の方には雑多な衣類ばかりが詰まっているようでした。
彼はまず一番に、自分の血まみれの手を、その赤い毛皮の外套で拭おうとしました。
「赤か……うん、赤の上なら血も目立つまい」と彼は考えましたが、すぐに我に返りました。
「――ああ、おれは気でも狂ったのか?」と、彼は思わずぎょっとして考えました。
しかし、彼が雑多な布切れをほんの少し動かすと、ふいに毛皮の外套の下から、金時計が滑り出しました。
彼は夢中で、中身をひっくり返しにかかりました。案の定、布切れの間には金の品々が詰め込まれていました。質に入れられたまま期限が切れたものや、まだ期限内のものだったのでしょう。腕輪、鎖、耳輪、ピンなどが、あるものは袋に入れられ、あるものはただ新聞紙に包まれていました。しかし、その包み方はどれも几帳面で丁寧でした。紙は二重に巻かれ、紐がしっかりと掛けられていたのです。
彼は一刻の猶予もありませんでした。包み紙や袋を開けて中身を確かめることさえせず、それらを次々と自分のズボンと外套のポケットへ詰め込み始めました。
しかし、のんびりと奪い取る暇などありませんでした……。
ふいに、老婆が倒れている部屋の方から、誰かが歩く音が聞こえたのです。
彼は手を止め、まるで死人のように息を殺しました。
しかし、あたりはひっそりとしています。
どうやら空耳だったようです。
その直後、かすかな叫び声、というよりも、誰かが低く引きちぎるようにうなり、すぐさま黙り込んだような音が、はっきりと聞こえました。
それからまた、死のような静寂が一、二分ほど続きました。
彼はトランクのそばにうずくまり、ほとんど息もせずに待っていましたが、急に飛び上がって斧をひっつかむと、寝室から飛び出しました。
部屋の真ん中には、大きな包みを手にしたリザヴェータが立ち尽くしていました。彼女は全身が麻痺したかのように、殺された姉の姿を見つめていました。顔は布よりも白く、叫ぶ力さえ残っていないようでした。
飛び出してきた彼を見ると、彼女は木の葉のように小刻みに震え始め、顔全体が引きつりました。
彼女は片手を少しだけ上げ、口を開こうとしましたが、やはり声は出ません。
真正面にいる彼をじっと見つめながら、のろのろと後ずさりで隅の方へ下がっていきましたが、叫ぼうとしても空気が足りないのか、声を出すことさえできませんでした。
彼は斧を振り上げ、躍りかかりました。彼女の唇は、なんとも情けなさそうに歪みました。
それはまるで、小さな子供が何かに怯えきって、恐ろしいものをじっと見つめながら、今にも泣き出しそうになっている時の表情とそっくりでした。
しかも、この不幸なリザヴェータはあまりにもお人好しで、日頃からいじめ抜かれ、いじけ切っていたため、手を上げて顔を防御しようともしませんでした。
斧が彼女の頭上へ振り上げられたのですから、そうすることはこの瞬間、最も必要で、かつ自然な防衛反応だったはずなのに。
彼女はただ、空いている右手をほんの少しだけ差し上げただけでした。それも顔よりずっと低い位置で、凶漢を押しのけようとするかのように、のろのろと彼の方へ突き出したのです。
斧の刃は、彼女の頭蓋骨にまっすぐ突き刺さり、立ちどころに額の上部を、こめかみのあたりまで完全に打ち割りました。
彼女はそのまま、どうと倒れました。
ラスコーリニコフはすっかりパニックに陥り、彼女が持っていた包みをひったくりましたが、すぐにそれを放り出して、入り口の控え室へ駆け出しました。
恐怖は刻一刻と彼を強く締め付けました。
とりわけ、この全く予想外だった二度目の殺人を犯した後は、もう耐え難いほどの重圧でした。
一刻も早くここから逃げ出したい。
もしこの瞬間、彼がもっと冷静に状況を判断できていたら――今置かれている困難や、絶望、そしてこの行為がいかに醜く愚かなことかを思い知ることができたら――ここを逃げ出して家に着くまでに、さらにさまざまな困難を乗り越え、場合によっては新たな罪を重ねねばならないことを想像できていたら、彼はすべてを投げ出して、今すぐ自首していたに違いありません。
それも、自分を案ずる恐怖からではなく、ただ自分の犯した行為に対する恐怖と嫌悪のためです。
とりわけ嫌悪の念がこみ上げてきて、彼の心の中で刻一刻と膨れ上がっていきました。
今はもう、どんなことがあっても、トランクのそばへ戻るどころか、奥の部屋へさえ立ち入ることは不可能でした。
それでも、一種の放心状態のような、あるいは深い思考のようなものが、次第に彼を支配していきました。
彼は我を忘れて……いや、肝心なことを忘れて、些細なことばかりに気を取られていました。
ふと台所をのぞくと、半分ほど水の入ったバケツが床几の上に置いてあるのが目に入り、彼は手と斧を洗わなければならないことに気づきました。
彼の手は血みどろで、ねばねばしていました。
彼は斧の刃をいきなり水へ突っ込むと、小窓の上に置いてあった欠けた皿から石鹸のかけらをつかみ出し、そのままバケツの中で手を洗い始めました。
手を洗い終えると、彼は斧を引き上げ、まず鉄の部分を洗い、それから長い時間をかけて、ものの三分間もかけて、石鹸で血痕が残っていないか確かめながら、血のこびりついた柄の部分を洗いにかかりました。
それから、台所に張り渡した縄に干してあった洗濯物で丁寧に拭き取り、窓際で長い時間をかけて、斧を注意深く点検しました。
もう血の痕はどこにも残っていません。
ただ、柄がまだ湿っているだけでした。
彼は斧を、綿密に外套の裏の輪っかへ差し込みました。
それから、薄暗い台所のわずかな光を頼りに、自分の外套やズボン、靴を調べました。
外からざっと見た限りでは、どうやら血の痕は残っていないようでした。ただ、靴の先にシミがついていました。
彼はぼろきれを水で濡らして、そのシミを拭き取りました。
しかし、自分ではよく見分けがつかないことを自覚していたので、「こちらでは気づかなくても、他人の目にはすぐに入ってしまうような汚れが残っているかもしれない」と考えました。
彼は考え込みながら、部屋の真ん中に突っ立ったままでした。
悩ましく暗い考えが心の中に湧き上がってきます――自分はもう気が狂いかけているのではないか。この瞬間、正しい判断もできず、自分を守ることもできず、もしかすると今していることすべてが、まるで見当違いなことではないのか……。「やっ、大変だ! 逃げなきゃならないんだ、逃げなきゃ!」と彼はつぶやいて、控え室へ飛び出しました。
ところが、そこでまた、かつて経験したことのないような恐怖が彼を待ち受けていました。
彼は棒立ちになってじっと見つめましたが、自分の目を疑わざるを得ませんでした。
ドア――控え室から階段へ通じる外側のドア――先ほど彼がベルを鳴らして入ったそのドアが、開いたままになっていて、手がゆっくり入るほどの隙間ができていたのです。
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