ありときのこ 初級翻訳・ありときのこ 第1話 一面の苔に霧がしとしとと降る中、蟻の歩哨(ほしょう)は、鉄の帽子のつばの下から鋭いひとみであたりをにらみ、青々とした大きな羊歯(シダ)の森の前を行ったり来たりしています。向こうから、ぷるぷるぷるぷる一ぴきの蟻の兵隊が走ってきました。「停まれ... ありときのこ宮沢 賢治