月夜と眼鏡

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小川 未明

初級翻訳・月夜と眼鏡 第1話

町も野原も、いたるところが青々とした緑の葉っぱに包まれる季節のことでした。月明かりがとてもきれいな、穏やかな夜のことです。しんと静まり返った町のはずれに、ひとり暮らしのおばあさんが住んでいました。おばあさんは窓の下に座って、針仕事をしていま...
小川 未明

初級翻訳・月夜と眼鏡 第2話

石ですりむいて切ってしまったんだね」と、おばあさんは心の中で思いましたが、目がかすんでいて、どこから血が出ているのかよく見えません。「さっきの眼鏡はどこへ行ったかしら」と、おばあさんは棚の上を探しました。眼鏡は目ざまし時計のそばにあったので...
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