塚原 健二郎 初級翻訳・海からきた卵 第1話 一 ミル爺さんは、貧しい船乗りでした。若い頃から世界中の海を旅してきたので、今ではたいていの国のことは知っていました。ところが、ただ一つだけ、日本という国を知らなかったのです。いつもインドを通って中国へやってくる爺さんの船は、上海で荷物を積... 塚原 健二郎海からきた卵
塚原 健二郎 初級翻訳・海からきた卵 第2話 中は生温かくて、確かに丸くてすべすべしたものが指先に触れます。「やあ、あるある」ジムは、爺さんの前に小さな青い色の卵を三つ取り出しました。それを見るとミル爺さんは、「おやおや、きれいな卵だね、ジム。それをわしにくれないか。そうしたら、この蟹... 塚原 健二郎海からきた卵