楠山 正雄

スポンサーリンク
しっぺい太郎

初級翻訳・しっぺい太郎 第2話

そして、白羽の矢が立った家を訪ねてこう言いました。「ご心配には及びません。今日から七日の期限が過ぎないうちに、必ず娘さんを助け出してみせますから、どうか安心して待っていてください」と、家族を励ましました。娘の両親は、もう助かる望みはないとあ...
しっぺい太郎

初級翻訳・しっぺい太郎 第1話

一むかしむかし、諸国のお寺を巡礼して歩く「六部(ろくぶ)」という旅の僧が、あちこちを巡り歩いた末に、美作国(みまさかのくに)へやってきました。山深くへ進んでいくと、ある村にたどり着きました。村では何やらお祝い事があるらしく、あちこちから「ぺ...
くらげのお使い

初級翻訳・くらげのお使い 第2話

ちっとも知らないものだから、生き肝はつい出がけに島へ置いてきたよ」「へえ、生き肝を置いてきたのですって?」「そうさ。さっきいた松の木の枝に引っかけて干してあるのさ。何しろ生き肝というやつは時々出して洗濯しないと、汚れるものだからね」猿が真面...
くらげのお使い

初級翻訳・くらげのお使い 第1話

一 むかし、むかしのことです。海のずっと深い底に、竜王さまとお妃さまが住んでいました。二人はとても立派な御殿を構えて暮らしていました。 海の中の魚たちは、みんな竜王さまの威厳に圧倒されて、その家来として働いていました。 ある時のことです。竜...
スポンサーリンク