初級翻訳・佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし 第4話

佐竹の原へ大仏をこしらえたはなし

この興行は「見流しもの」といって、ずっと歩いて通り過ぎながら見る形式で、見た客はそのまま追い出してしまうので、見世物としては大勢の客を入れるのに都合の良いやり方でした。
大仏の頭の中は三畳ほどの広さで人間が五、六人は入れますが、目や口、耳の窓から外を見ると、前の客は後ろから急かされて出て行くので、人が入り混じって入れ替わるという手順で、手っ取り早くできています。
蓋を開けた六日の初日には、予想通り大入りとなりました。

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