幸福のはさみ

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小川 未明

初級翻訳・幸福のはさみ 第1話

正吉は、お母さんがもうこの世からいなくなってしまったという事実を、どうしても信じることができませんでした。けれど、お母さんが家からいなくなってから、すでに何日も過ぎていました。正吉はその間、毎日お母さんのことを思い出しては、さびしい日々を過...
小川 未明

初級翻訳・幸福のはさみ 第2話

彼は先刻、寺の前で見た女の人が、どうしてもお母さんにちがいないような気がして、考えにふけっていたやさきでありましたから、このとき、彼はあったままを父親に話したのであります。そして、その女の人がおまじないに髪の毛をはさみで切って徳利の中に入れ...
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