月とあざらし

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小川 未明

初級翻訳・月とあざらし 第1話

北の海は、銀色に凍りついていました。長い冬の間、太陽はほとんどその姿を見せませんでした。なぜなら、太陽は暗くてさびしい場所が好きではなかったからです。そして、海はまるで死んだ魚の目のようにどんよりと曇り、毎日、毎日、雪が降り続いていました。...
小川 未明

初級翻訳・月とあざらし 第2話

見つけたら知らせてくれると約束してくれた風は、まだ何も言ってきてくれません。世界中のことがわかるなら、ほかの話は聞きたくありません。私の子供はいま、どこでどうしているのか教えてください」と、あざらしは月に頼み込みました。月はこの言葉を聞くと...
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