小川 未明 初級翻訳・月夜とめがね 第1話 町中も、野原も、どこもかしこも美しい緑の葉っぱに包まれている季節でありました。それは、うっとりするような、月がとてもきれいな夜のことです。しずかな町のはずれに、ひとりでおばあさんが住んでいました。おばあさんは、ぽつんとひとりで窓の下に座り、... 小川 未明月夜とめがね
小川 未明 初級翻訳・月夜とめがね 第2話 おばあさんは、いい香水のにおいが、少女の体にしみ込んでいるとみえて、こうして話しているあいだに、ぷんぷんと鼻をくすぐるのを強く感じました。「それなら、おまえは、私を知っているのかい?」とおばあさんは尋ねました。「私は、この家の前をこれまで何... 小川 未明月夜とめがね